項目 | 説明 | 評価 |
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バッファキャッシュヒット率 | バッファ・キャッシュの役割は、ディスク(データファイル)へのアクセスを減らすことです。 | バッファキャッシュのサイズを指定する初期化パラメタ"DB_BLOCK_BUFFERS"または"DB_CACHE_SIZE"の値を大きくします。 ※ "DB_CACHE_SIZE"はOracle9iより新規に追加された初期化パラメタです。 ※ 物理メモリの残容量に注意します。 |
REDOログバッファキャッシュ | REDOログバッファキャッシュは、オンラインREDOログに書き込まれる情報を保持します。 | REDOログバッファキャッシュへの書込みにおいて待ちが発生している場合には、初期化パラメタ"LOG_BUFFERS"の値を大きくします。 REDOログバッファキャッシュからディスクへのI/Oで待ちが発生している場合には、REDOログファイルを専用のディスクに配置したり高速なRAID装置に配置します。ファイルシステムにREDOログファイルを配置している場合にはダイレクトI/Oの使用、またはRAWデバイスに移動することを検討ください。 Oracle8以前であり、かつREDOログバッファキャッシュに対するラッチ待ちが発生している場合は、初期化パラメタ"LOG_SMALL_ENTRY_MAX_SIZE"の値を小さくします。上記チューニングで効果がない場合、初期化パラメタ"LOG_SIMULTANEOUS_COPIES"の値を大きくします。 |
ライブラリキャッシュヒット率 | ライブラリキャッシュは、解析され実行可能状態にあるSQL文を格納します。 | 初期化パラメタ"SHARED_POOL_SIZE"の値を大きくします。 物理メモリの残容量に注意します。 |
ディクショナリキャッシュヒット率 | データベースのセグメント(索引、順序、表など)ファイル領域の状況、オブジェクト権限といったデータディクショナリの情報を保持します。 | 初期化パラメタ"SHARED_POOL_SIZE"の値を大きくします。 物理メモリの残容量に注意します。 |