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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(コンソール編)
Systemwalker

3.2.4 コンテンツに関する操作方法

表示された詳細表示コンテンツに関しての操作方法を説明します。


3.2.4.1 共通操作

テーブルのソート

詳細表示コンテンツに表示されたテーブルの、任意のカラムのヘッダー部分を選択すると、選択したカラムをキーにテーブルをソートすることができます。

ソートは昇順/降順でトグル動作します。

注意

  • 数値のソートは指定のカラムの全ての値が数値のみの場合に正しく動作します。Null値等を含む場合は正しくソートできません。

  • 日付/時刻のソートは桁数(yyyy/mm/dd hh:mm:ss等)をそろえなければ正しくソートできません。ユーザデータで入ったデータの場合に注意が必要です。


CSV形式で保存

詳細表示コンテンツの各表の下部には、以下のボタンが用意されています。

分析

表示されているデータをグラフ表示するための詳細分析画面を呼び出します。


3.2.4.2 WebSites ツリー

エンドユーザレスポンス情報は、WebSites直下と、WebSites配下のそれぞれのノード(URL、DNS、TCP)に、ページのダウンロードが完了となった(Webページを表示するときにエラーとなっていない、もしくは、表示を中断していない)WebページのURLを、特定のリソースとして、Resources(URL)に設定することにより、絞り込まれたコンテンツが表示されます。

ページのダウンロードが完了となっていないURLをリソースに設定した場合、該当データはなしということになり、コンテンツは表示されません。

詳細表示での特定のリソースの設定については、「1.2.2.7 Resources (URL)」を参照してください。

ポイント

WebSites直下の特定のリソースノードを選択し、表示されるコンテンツの表中の項目の内、完了件数をクリックすることにより、新たにウィンドウが表示され、その完了件数の詳細がデータ一覧として表示されます。

さらに、その表中の項目の内、所要時間をクリックすることにより、Webページがダウンロードされるときの内部シーケンスの情報が表示されます。


3.2.4.3 Interstage(TxnAnalysis)ツリー

Interstage Application Serverから収集されたトランザクション内訳情報は、本ツリー直下のワークユニットのノードを選択することで、そのワークユニットで実行された、Webアプリケーション(サーブレット/JSP)とEJBアプリケーションの、全てのトランザクションの内訳分析情報が表示されます。

また、特定のトランザクションIDをワークユニットノード直下のTxnIDsに設定することにより、1トランザクションに絞り込まれた内訳分析情報を表示することができます。

特定のトランザクションIDの設定については、「1.2.2.9 TxnIDs」を参照してください。


■トランザクション内訳分析コンテンツの見方

このコンテンツでは、各IJServer上で動作するJ2EEアプリケーションのコンポーネントごとに、コンポーネントが開始されてから終了するまでの時間がレスポンスタイム、コンポーネントが他のコンポーネントを呼び出し、制御が戻ってくるまでの時間がブロックタイムとして表示されます。

ポイント

他のコンポーネントを呼び出さないコンポーネントは、ブロックタイムは表示されません。


以下にコンポーネントのシーケンス図と、コンテンツの対応を示します。

ワークユニットのノードを選択した場合は、複数のトランザクションの情報が表示されます。1トランザクションごとに関連するコンポーネントは、リソースIDの中のTxnIDで示されるIDにより識別できます。

設定した特定のトランザクションIDのノードを選択した場合は、特定のトランザクションIDの情報のみが表示されます。

以下にトランザクション内訳分析のリソースIDの形式について説明します。


リソースID形式

以下に、各コンポーネントのリソースIDの形式を示します。


3.2.4.4 TxnAnalysis(Sync)/TxnAnalysis(Async)/TxnAnalysis(OssJava)ツリー

Interstage Business Application Server/Interstage Application Framework Suite/Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークから収集されたトランザクション内訳情報は、TxnAnalysis本ツリー直下のTxnTimeのノードを選択することで表示されます。表示内容は、システムグループ単位のトランザクションを実行する複数サーバを通した分析結果と、個々サーバでのトランザクションについての内訳分析情報になります。

また、特定のトランザクションIDをTxnTimeノード直下のTxnIDsに設定することにより、1トランザクションに絞り込まれた内訳分析情報を表示することができます。特定のトランザクションIDの設定については、「1.2.2.10 TxnAnalysis(Sync)/TxnAnalysis(Async)/TxnAnalysis(OssJava)の場合のTxnIDs」を参照してください。


トランザクション内訳分析コンテンツの見方

このコンテンツでは、同期・非同期の2種類のトランザクションについて、それぞれ、システムグループ単位でのトランザクションを実行する複数サーバを通した分析結果と個々サーバでのトランザクションについての分析結果を以下のように表示します。また、分析結果はトランザクションが実行される、それぞれのサーバにおいて、全ての処理が完了したトランザクションについてのみ表示します。

注意

「トランザクション実効時間とトランザクションの総通信時間」と「トランザクションにおけるアクティビティの開始終了時間と実効時間」と「SSQCのトランザクションIDとInterstageのコンテキストIDの対応一覧」については、「1.2.2.10 TxnAnalysis(Sync)/TxnAnalysis(Async)/TxnAnalysis(OssJava)の場合のTxnIDs」を参照してください。

用語

意味

トランザクション

Interstage上で実行される業務アプリケーションを総じてトランザクションと呼びます。本機能ではInterstageにトランザクションの制御が渡っている間のサーバの状態について解析処理を行います。

同期トランザクション

Interstage上での処理の実行が、開始から終了までシーケンシャルに行われるトランザクションです。他サーバへ処理を依頼した場合は、復帰するまで待ち合わせます。Interstage Application Framework Suite、Interstage Business Application Server両方で実行可能です。

非同期トランザクション

同期トランザクションとは反対に、他サーバへ依頼した処理を待ち合わせず、即時復帰するトランザクションです。依頼された処理はInterstageのキューに繋がれ、順次実行されます。Interstage Business Application Serverのみで実行可能です。

コンテキストID

標準ログの中のコンテキストID部分を指します。

コリレーションID

標準ログの中のコリレーションID部分を指します。

トランザクション実行時間

同期トランザクションにおいては、トランザクションの呼び出しから復帰までにかかった全ての時間を示します。したがって、複数のサーバを経由した場合も呼び出し元のサーバの実行時間としてカウントされます。

非同期トランザクションにおいては、トランザクションの呼び出しから全てのアクティビティが完了するまでにかかった時間を示します。

トランザクション実効時間

トランザクションがサーバ上で実際に動作した時間を示します。したがって、同期トランザクションの場合、他サーバへ処理を依頼し、他サーバにて処理を実行中の時間、及び通信時間は、実効時間としてはカウントしません。

通信時間

トランザクションにおける、処理の依頼及び結果の受信にかかる通信時間とします。

注意

コンテキストID は同期トランザクションの場合の用語です。非同期トランザクションの場合は、コリレーションID と呼ばれます。

3.2.4.5 ISIツリー

Interstage Service Integratorから収集されたシーケンス処理件数およびキュー滞留数は、「ISI」ノード直下でシーケンス処理件数をあらわす「Sequence」ノードおよび、キュー滞留数を表す「Queue」ノードにツリーが分かれます。

「Sequence」ノード配下は、ISIのグループ名のノード、エンドポイント名のノード、およびシーケンス名のノードの3段階の構成で表示されます。

シーケンス名のノードを選択した場合、シーケンス毎の処理件数が表示されます。

エンドポイント名のノードを選択した場合、配下の全てのシーケンスの処理件数がエンドポイント単位にまとめて表示されます。

ISIのグループ名のノードを選択した場合、配下の全てのエンドポイントの処理件数がISIのグループ単位にまとめて表示されます。

「Queue」ノード配下は、ISIのグループ名のノード、およびキュー名のノードの2段階の構成で表示されます。

キュー名のノードを選択した場合、キュー毎の滞留数が表示されます。

ISIのグループ名のノードを選択した場合、配下の全てのキューの滞留数がISIのグループ単位にまとめて表示されます。