ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager IPCOM運用管理ガイドスケーラブル運用
Systemwalker

1.1 目的

IPCOMを用いたWebサーバのスケーラブル運用環境に対して、Systemwalker Centric Managerによる管理概要について説明します。

IPCOMとは、負荷分散、帯域制御を行う専用装置です。

スケーラブルモデルとは、負荷分散や信頼性の向上を目的として、同一のWebサービスを複数サーバで稼働させるシステム構成のことです。

IPCOMは、Webサーバへのリクエストによる通信負荷を平準化することで、サーバ能力を最大限に活用することができ、通信障害や、サービス異常を自動検出し、サービスレベルを維持することができます。

このようなWebサーバのスケーラブルモデルを、Systemwalker Centric Managerを利用して運用させることにより、運用管理作業の効率化、および信頼性の向上が実現できます。


ローリングアップデート(資源配付)

Systemwalker Centric Managerの資源配付機能を使って、ローリングアップデート(資源配付)することができます。

Webサービスを止めずに、負荷分散対象のWebサーバに対して資源配付のIPCOM制御機能により順次、プログラム/データの修正、適用(活性保守)や、Webサーバのセキュリティパッチの更新を行うことができます。

注意

Linux for Itanium版では、ローリングアップデートは使用できません。

IPCOMの監視

IPCOMの異常をSystemwalker Centric Managerで監視することができます。

Systemwalker Centric Managerに、IPCOM管理コンソールを登録することにより、IPCOMで異常が発生した場合、IPCOM管理コンソールで異常の対処ができます。

性能監視

IPCOMのWebサーバに対するリクエスト負荷などの性能をIPCOMのMIBによって、Systemwalker Centric Managerで監視することができます。