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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.2 導入運用手引書

3.2 NetWorker のメンテナンスについて

PRIMECLUSTER の運用中は、PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker が NetWorker の監視を行っているため、NetWorker の停止を行うと、異常が発生したとみなし、NetWorker の再起動や待機ノードへの切替えが発生します。メンテナンス作業などを行う場合には、一時的に NetWorker リソースの監視を中断するか、または PRIMECLUSTER の保守モードを使用する必要があります。

NetWorker リソースの監視中断

運用ノードで NetWorker リソースの監視を中断する場合は以下のコマンドを実行します。

これらのコマンドを運用中のノードで実行してください。
application_name はクラスタアプリケーション名、resource_name は監視を中断する NetWorker リソース名を指定します。クラスタアプリケーション名、リソース名については、PRIMECLUSTER の hvdisp コマンドを実行して確認してください。

注意

待機ノードの監視を中断する場合は PRIMECLUSTER の保守モードを使用してください。

参照

NetWorker リソースの監視を中断することで、クラスタアプリケーションを停止することなく NetWorker をシャットダウンすることが可能となり、クラスタ運用を意識せずに NetWorkerの メンテナンスを行うことができます。この際、NetWorker のリソースの状態は常に Online となります。

PRIMECLUSTER の保守モードを使用する

運用ノードおよび待機ノードで NetWorker の監視を中断する場合、PRIMECLUSTER の保守モードを使用します。

参照

  • PRIMECLUSTER の保守モードについては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「5.4.11 Maintenance (保守) モードの使用」 を参照してください。

PRIMECLUSTER の保守モードを使用することで、クラスタアプリケーションを停止することなく NetWorker をシャットダウンすることが可能となり、クラスタ運用を意識せずに NetWorkerの メンテナンスを行うことができます。

NetWorker の停止

NetWorker リソースの監視中断、またはPRIMECLUSTER の保守モードを開始した状態で、NetWorker を手動で起動・停止するには、以下のコマンドを使用します。