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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.2 導入運用手引書

2.8 NetWorker のライセンス登録

サーバクラスタ運用の場合、通常とは異なった NetWorker のライセンス申請が必要になります。
NetWorker のイネーブラコードおよびオーソリゼーションコードは、以下の手順で入力・申請します。

注意

  • NetWorker 7.2 ではNetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を使用してライセンス登録することができます。nwadmin コマンドについては、NetWorker のマニュアルを参照してください。

  • NetWorker 7.4/7.5/7.6 では NetWorker Management Console を使用してライセンス登録することができます。NetWorker Management Console については、NetWorker のマニュアルを参照してください。

操作手順

NetWorker 管理者プログラム (nwadmin)を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. 運用ノードで NetWorker サーバが正常に起動されていることを確認します。
    NetWorker のライセンス入力は、PRIMECLUSTER、NetWorker および PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker インストール後、運用ノードで NetWorker サーバが起動された状態で行います。

  2. 運用ノードにスーパーユーザーでログインします。

  3. NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を起動します。

  4. メニューバーの 「サーバ」 から 「登録」 ウィンドウを開きます。

  5. 「作成」 を選択します。

  6. 「イネーブラ コード」 属性にイネーブラコードを入力します。

  7. メニューバーの 「サーバ」 から 「サーバの設定」 の 「サーバ」 ウィンドウを開き、名前、住所、電話番号、電子メール情報を入力します。

  8. 以下のファイルを作成します。

    /nsr/res/hostids
  9. 手順8.で作成した /nsr/res/hostids ファイルに、以下の形式で運用ノードおよび待機ノードの hostid を記述します。

    記述形式

    運用ノードの hostid: 待機ノードの hostid (:待機ノードのhostid ※)

    ※3台のノードでのサーバクラスタ運用をとるときに記述します。

    各ノードの hostid は、それぞれのノード上で hostid コマンドを実行することにより、求めることができます。

    クラスタ構成

    各ノードの hostid

    記述例

    2台

    運用ノード

    12345678

    12345678:87654321

    待機ノード

    87654321

    3台

    運用ノード

    12345678

    12345678:87654321:98765432

    待機ノード

    87654321

    待機ノード

    98765432

  10. userApplication の切替えや全ノード再起動を実施し、NetWorker サーバを再起動します。その後、NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を再起動します。

  11. 「サーバ」 ウィンドウを表形式の表示に変更して、「サーバ」 リソースの内容を出力します。

  12. この後の手順は、通常の NetWorker のライセンス申請と同様です。

    手順11.の出力結果を参考にライセンス・パスワード申請書に必要事項を記述し、パスワード発行センターまでお送りください。

    後日、認証コードが届いたら、「登録」 ウィンドウの 「認証コード」 フィールドに認証コードを入力し、その変更を適用します。認証コードを入力すると、NetWorker の永続使用が可能になります。


NetWorker Management Console を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. 運用ノードで NetWorker サーバが正常に起動されていることを確認します。

  2. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。

  3. 左側のツリーから「登録」を選択すると、「登録」一覧が表示されます。

  4. 右クリックしてメニューを表示し「新規」を選択すると、「登録の作成」画面が表示されます。

  5. 「構成」欄の「イネーブラコード」属性にイネーブラコードを入力し、「OK」をクリックします。

  6. 以下のファイルを作成します。

    /nsr/res/hostids
  7. 手順6.で作成した /nsr/res/hostids ファイルに、以下の形式で運用ノードおよび待機ノードの hostid を記述します。

    記述形式

    運用ノードの hostid: 待機ノードの hostid (:待機ノードのhostid ※)

    ※3台のノードでのサーバクラスタ運用をとるときに記述します。

    各ノードの hostid は、それぞれのノード上で hostid コマンドを実行することにより、求めることができます。

    クラスタ構成

    各ノードの hostid

    記述例

    2台

    運用ノード

    12345678

    12345678:87654321

    待機ノード

    87654321

    3台

    運用ノード

    12345678

    12345678:87654321:98765432

    待機ノード

    87654321

    待機ノード

    98765432

  8. クラスタアプリケーションを停止した後で再度起動して、NetWorker サーバを再起動します。

  9. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で、手順5.で作成した「登録」を選択すると、「有効期限」と「ホスト ID」が表示されます。

  10. 表示された「有効期限」と「ホスト ID」を「NetWorker ライセンス・パスワード申請書」に記入し、富士通ライセンス・パスワード発行センターまで Fax にてお送りください。認証コードが返送されます。

  11. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で、手順5.で作成した「登録」を選択します。

  12. 「認証コード」属性に認証コードを入力して「OK」ボタンをクリックすると、NetWorker の永続使用が可能になります。

    参照

    NetWorker のイネーブラコードおよび認証コードの詳細については、NetWorker のマニュアルを参照してください。

    注意

    NetWorker のライセンス入力は、PRIMECLUSTER、NetWorker および PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker インストール後、運用ノードで NetWorker サーバが起動された状態で行います。待機ノードで行う必要はありません。