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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.2 導入運用手引書

2.7.1 サーバクラスタ運用

以下の点に注意して NetWorker の設定を行ってください。

サーバの設定

論理ノード名に定義した NetWorker サーバに対して以下の設定が必要になります。


NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を使用して、「サーバ」 → 「サーバの設定」 を選択します。

  2. 「管理者」 属性に、クラスタを構成する物理ノードの管理者名を設定します。


NetWorker Management Console を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。

  2. 「ファイル」 → 「プロパティ」の順にクリックします。

  3. 「管理者」属性に、クラスタを構成する物理ノードの管理者名を設定します。

    user=root,host=clus_phys1
    user=root,host=clus_phys2

    注意

    • NetWorker のサーバ名は、userApplication の作成において設定した論理ノード名になります。

    • 引継ぎネットワークでノード名引継ぎを使用する場合、上記の設定は必要ありません。

クライアントの設定

クラスタ内の各物理ノードを NetWorker クライアントに設定する方法

NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を使用して、「クライアント」 → 「クライアントの設定」 を選択します。

  2. 「名前」 属性に物理ノードの名前が設定済みかどうか確認します。物理ノード名でクライアントが作成されていない場合には、「作成」 をクリックし、「名前」 属性に物理ノードの名前を入力します。


NetWorker Management Console を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。

  2. 物理ノード名のクライアントが作成されていない場合、新しくクライアントを作成します。

  3. 「名前」属性に物理ノード名を入力します。


クラスタ内の各論理ノードを NetWorker クライアントに設定する方法

NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. NetWorker 管理者プログラム (nwadmin) を使用して、「クライアント」 → 「クライアント設定」 を選択します。

  2. 「名前」 属性に論理ノードの名前が設定済みかどうか確認します。論理ノード名でクライアントが作成されていない場合には、「作成」 をクリックし、「名前」 属性に論理ノードの名前を入力します。

  3. 「リモート アクセス」 属性に、論理ノードが動作する物理ノードの管理者名を設定します。


NetWorker Management Console を使用する場合の手順は以下のとおりです。

  1. NetWorker Management Console の「NetWorker 管理」画面で「構成」をクリックします。

  2. 論理ノード名のクライアントが作成されていない場合、新しくクライアントを作成します。

  3. 「名前」属性に論理ノード名を入力します。

  4. 「グローバル (2/2)」タブの「リモート・アクセス」属性に、論理ノードが動作する物理ノードの管理者名を設定します。

    ポイント

    user=root,host=clus_phys1
    user=root,host=clus_phys2

    注意

    • 物理ノード名でのバックアップを行わない場合でも、バックアップ対象のクラスタに属する各物理ノードの名前でクライアントを作成する必要があります。

    • 論理ノード名でのバックアップを行う場合は、「エイリアス」属性に物理ノード名を登録しないでください。

    • NetWorker のクライアント定義などの各種設定は運用ノードで起動している NetWorker サーバに対してのみ行い、待機ノードに対して行う必要はありません。環境定義完了後、クラスタシステムの切替えを行い、運用ノードに対して定義した設定が待機ノードで有効になっていることを確認してください。確認後は、再度クラスタシステムの切替えを行ってください。