データベース検索入力支援機能を構成するファイルおよびツールを次に示します。
データベース検索入力支援機能
データベース検索入力支援部品
Formcoordinatorが提供するデータベース検索入力支援制御用の専用Webアプリケーションです。問合せ情報とデータベース検索入力支援環境設定ツールで設定したデータベースへの接続情報を使用してデータベースにアクセスし、検索結果表示画面を自動生成します。
問合せ情報定義ツール
データベースを検索するための問合せ情報を作成します。
問合せ情報
データベースに対する問合せ条件を記述したファイルです。
データ管理サービス
Formcoordinatorのコア機能とデータベース検索入力支援部品を連携する機能です。
データベース検索入力支援環境設定ツール
データベースに接続するための情報を設定します。
検索条件入力画面
データベースを検索するための検索値を入力する画面です。
検索結果表示画面
データベースで検索した結果が検索結果表示画面に表示されます。検索結果から必要な情報を選択したデータが電子フォームに反映されます。
これらのプログラムは、次に示すシステム構成で使用します。
Formcoordinator デザイナを使用して、データベース検索入力支援機能を使用する電子フォームを作成します。
さらに、Formcoordinator デザイナでは、電子フォームデザイナを使用してデータベースを問合せるイベント定義を設定します。問合せ情報定義ツールを使用して、データベースから必要なデータを取り出す条件を定義し、問合せ情報を作成します。
アプリケーションプログラムの開発ツールを使用して、Webアプリケーションを作成・更新します。
電子フォーム、問合せ情報ファイルおよびWebアプリケーションを配置します。
データベース検索入力支援環境設定ツールでデータベース検索する環境を設定します。
クライアント側で設定した検索値を、データベース検索入力支援部品が受け取ります。
データベース検索入力支援部品は、問合せ情報と検索値を基にデータベースを検索します。
データベース検索入力支援部品は、検索結果から検索結果表示画面を生成して、クライアント側の画面に表示します。
WebブラウザからWebアプリケーションを起動すると、電子フォームがWebブラウザに表示されます。検索条件入力画面を表示させるイベント定義を実行すると、検索条件入力画面が表示されます。
検索条件入力画面で検索条件を入力し、検索条件をサーバ側へ送信します。
データベースで検索された結果が検索結果表示画面で表示され、必要なデータを選択します。
選択されたデータが電子フォームに反映されます。
電子フォームに入力したデータは、[送信]コマンドボタンをクリックするとWebアプリケーションにデータが送信されます。
注意
Webアプリケーション、データベース入力支援部品、およびデータ管理サービスは、同一サーバ上に配備する必要があります。
データ管理サービスは、Webアプリケーションおよびデータベース検索入力支援部品からSSLを使用しないlocalhostへの通信(http://localhost)によってアクセスするため、データ管理サービスを配備するサーブレットコンテナおよび使用するWebサーバは、http://localhostのアクセスが可能となるように設定を行ってください。たとえば、Webアプリケーションやデータベース検索入力支援部品でSSLを使用する場合は、データ管理サービスを配備するサーブレットコンテナおよび使用するWebサーバは、Webアプリケーションやデータベース検索入力支援部品のコンテナやWebサーバとは分離させて定義する必要があります。