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 Formcoordinatorユーザーズガイド

J.1.1 Webアプリケーション作成時の留意点

Webアプリケーション作成時の留意点を次に示します。

■ サーバ印刷時

サポートプリンタ

Solarisサーバ印刷を行う場合にサポートするプリンタは「PostScriptレベル2対応プリンタ」および次に示すVSPシリーズのプリンタ(FNPエミュレーション)だけです。

上記以外のVSPシリーズのプリンタにFNPエミュレーションで出力した場合、印刷結果は保証されません。

Linuxサーバ印刷を行う場合にサポートするプリンタは「PostScriptレベル2対応プリンタ」および次に示すVSPシリーズのプリンタ(FNPエミュレーション)だけです。

上記以外のVSPシリーズのプリンタにFNPエミュレーションで出力した場合、印刷結果は保証されません。

SolarisLinuxPostScriptプリンタ使用時の留意点

PostScriptプリンタに印刷する場合の留意点を次に示します。

  • 次に示す項目は印刷できません。

    • バーコード項目

    • 矩形オーバレイ文字

    • 外字(JIS第一、第二水準の漢字および非漢字以外の文字)

    • オーバレイ文字の文字列方向の下指定(印刷結果異常となります)

  • 次に示す指定は有効になりません。

    • 文字に対するスタイル(斜体・太字)指定(標準で印刷されます)

    • 長破線、長鎖線、長二点鎖線、二重線(実線で印刷されます)

    • 色指定(モノクロで印刷されます)

    • 拡大/縮小指定(100%で印刷されます)

    • 両面印刷(片面で印刷されます)

    • オーバレイ文字の下線指定(下線は印刷されません)

    • 用紙サイズのA6指定(A4で印刷されます)

  • プロポーショナルフォントを指定した場合は、次に示すような印刷結果となります。

    • 正常に下線が出力されないことがあります。

    • 文字配置で指定した領域に正しく出力されないことがあります。

  • 項目の文字ピッチを指定しない(プロポーショナルピッチ)場合は、次に示すような印刷結果となるので、項目の文字ピッチを指定することをお勧めします。

    • 項目領域長を超えて印刷されることがあります。

    • 数字項目の場合、印刷位置がずれることがあります。

    • 数字項目以外で文字配置に逆配置を指定した場合、印刷位置がずれることがあります。

    • 混在項目の場合、英数字と日本語が重なって印刷されることがあります。

  • PostScriptプリンタに印刷する場合、必ず電子フォームで使用しているフォントをPostScriptプリンタで利用可能なフォントへ置き換え指定する必要があります。フォントの置き換え指定を行わないと、プリンタ装置でエラーが発生し、正しく印刷されません。
    フォントの置き換え指定は、フォントの置き換え情報を記述したファイルを作成し、PrintDataBuilderクラスのsetFontMappingFileName()メソッドを使用して行います。
    指定方法の詳細については、「C.1.15 クラス:PrintDataBuilder」を参照してください。
    使用しているPostScriptプリンタで利用可能なフォント名が分からない場合には、次に示すフォント名を指定してください。

    • 日本語用フォント:
      Ryumin-Light-EUC-HまたはGothicBBB-Medium-EUC-H

    • 英数字用フォント:
      Ryumin-Light.HankakuまたはGothicBBB-Medium.Hankaku

SolarisLinuxVSPプリンタ(FNPエミュレーション)使用時の留意点

VSPシリーズのプリンタにFNPエミュレーションで印刷する場合の留意点を次に示します。

  • VSPシリーズのプリンタにFNPエミュレーションで印刷するには、PrintDataBuilderクラスのsetPrinterDeviceType()メソッドを使用して出力プリンタ機種名に"FNP"を指定します。
    指定方法の詳細については、「C.1.15 クラス:PrintDataBuilder」を参照してください。
    なお、印刷を行うには、Solarisの場合はPrintWalker/BPC 2.0またはPrintWalker/BPC-EX 2.0が、Linuxの場合はPrintWalker/LXE 10.0が必要です。

  • バーコード項目は、次に示すバーコード種別を指定したときだけ印刷できます。

    • NW-7

    • JAN標準

    • JAN短縮

    • Code 3 of 9

    • INDUSTRIAL 2 OUT OF 5

    • INTERLEAVED 2 OUT OF 5

    • カスタマ

    • EAN-128(コンビニエンスストア向け)

  • 次に示す指定は有効になりません。

    • 二重線(実線で印刷されます)

    • 色指定(モノクロで印刷されます)

    • 拡大/縮小指定(100%で印刷されます)

    • 両面印刷(片面で印刷されます)

  • 電子フォームで指定したフォントの置き換え指定を行う場合、次に示すフォントが利用できます。

    • 日本語フォント:
      FUJ明朝
      FUJゴシック

    • 英数字フォント:
      OCR-B
      Courier 10 Pitch Roman
      Swiss 721 Roman
      Dutch 801 Roman
      Symbol
      ゴシック 10(NLP書体)

    フォントの置き換え指定は、フォントの置き換え情報を記述したファイルを作成し、PrintDataBuilderクラスのsetFontMappingFileName()メソッドを使用して行います。
    指定方法の詳細については、「C.1.15 クラス:PrintDataBuilder」を参照してください。
    指定を行わない場合、日本語データはFUJ明朝、英数字データはFUJゴシックで出力されます。

  • オーバレイ文字の出力(フォント、スタイル、文字配置など)については、Solarisの場合はPrintWalker/BPCまたはPrintWalker/BPC-EXの仕様に従います。Linuxの場合はPrintWalker/LXEの仕様に従います。

  • U90の一部の文字が印刷できません。
    印刷できないコードの一覧、印刷方法については、Solarisの場合はマニュアル「Business Printer Control説明書」を参照してください。Linuxの場合はマニュアル「PrintWalker/LXE 説明書」を参照してください。

  • 書式文字(罫線文字)間が補間されません。

  • 線端に「円」を指定した場合、点線印刷時には、点線の両端は円形になりますが、中間部分の線端は四角になります。

  • 電子フォーム格納先ディレクトリに、電子フォームと同じ名前で拡張子のないファイルを配置すると、その電子フォームの印刷時にPrintWalker/BPC、PrintWalker/BPC-EXおよびPrintWalker/LXEでエラーが発生することがあります。この場合、ファイルを電子フォームと異なるディレクトリに移動するか、または、ファイル名に任意の拡張子を付加してください。

  • 電子フォーム名は8バイト以下でなければなりません。8バイトより長い電子フォーム名を指定した場合、オーバレイが正しく印刷されません。