ページの先頭行へ戻る
 Formcoordinatorユーザーズガイド

A.2 トラブルの対処に必要な資料

Java APIを使用したWebアプリケーションを実行中に発生したトラブルで、トラブルシューティング、イベントログ、およびメッセージを参照しても対処できない場合、次に示す資料を採取し、当社技術員に連絡してください。

Windows■ ログの採取を設定する

イベントログおよびトレースログの採取方法を設定します。

操作手順

  1. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Interstage]-[Business Application Server]-[フレームワーク]-[Formcoordinator 環境設定]をクリックします。
    →[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [イベントログ]タブをクリックします。

  3. イベントログの種類ごとに採取するかどうかを選択し、チェックボックスのオンとオフを切り替えます。

  4. [トレースログ]タブをクリックします。

  5. [以下の条件で採取する]チェックボックスをオンにします。

  6. 採取レベルを次に示すどれかから選択します。

    • LEVEL1
      エラー情報だけを採取します。

    • LEVEL2
      エラー情報と処理結果を採取します。

    • LEVEL3
      エラー情報、処理結果、および詳細情報を採取します。

  7. ログファイルの最大ファイルサイズを指定します。64~9999の範囲で指定できます。

  8. ログがいっぱいになったとき、自動的に退避したい場合には、[以下の条件でログを自動で退避する]チェックボックスをオンにして、自動的にログを退避するファイル数を[退避ファイル数]に1~7の範囲で指定します。
    手順7.で指定したファイルサイズよりも大きいサイズのログを採取したい場合に使用します。

  9. [OK]ボタンをクリックします。

参考

自動的に退避したログファイルを削除するには、[トレースログ]タブの[ファイル削除]ボタンをクリックします。

SolarisLinux■ ログの採取を設定する

トレースログの採取方法を設定します。
トレースログの採取方法を設定するには、Formcoordinatorの環境設定コマンドのmxsetlogコマンドを実行します。
システム管理者(root)だけがトレースログの採取方法を設定できます。一般ユーザは、トレースログの採取方法の設定内容を参照することはできますが、設定はできません。
mxsetlogコマンドの詳細について、次に示します。

SolarisLinuxmxsetlogコマンド

mxsetlogコマンドは、次に示すディレクトリに格納されます。

/opt/FJSVfcdn/bin配下

参考

環境変数PATHには、コマンドの格納先ディレクトリは追加されません。次に示すどれかの方法でコマンドを実行してください。

  • コマンドの格納先ディレクトリに移動して、コマンドを実行する方法

  • コマンドをフルパスで指定して、コマンドを実行する方法

  • 環境変数PATHにコマンドの格納先パス名を追加して、コマンドを実行する方法

【書式】

mxsetlog [-p プログラムトレースの採取レベル] [-s ログファイルの最大ファイルサイズ]
mxsetlog -l

【機能】

次に示すトレースログの採取方法を設定します。

  • プログラムトレース

  • ファイルサイズ

【オプション】

オプション

説明

-p

プログラムトレースの採取レベルを指定します。

  • LEVEL1
    処理結果だけを採取します。

  • LEVEL2
    処理詳細を採取します。

  • LEVEL3
    異常となった処理の前後の情報を含めて詳細に採取します。

インストール時は、LEVEL2が指定されています。

-s

ログファイルの最大ファイルサイズを指定します。キロバイト(Kbyte)単位で、64~99999まで指定できます。
インストール時は、1024が指定されています。

-l

設定内容が表示されます。

【復帰値】

復帰値

意味

0

正常終了

0以外

異常終了

【エラーメッセージ】

日本語メッセージ

英語メッセージ

オプション、または、引数の指定に誤りがあります。

Invalid option or parameter.

本オプション指定は、システム管理者(root)以外は起動できません。

You aren't allowed to do that,because of you aren't root user.

内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)(注)

Internal error occurred. (Detail code:xxxx)(注)


(注)

「内部エラーが発生しました。(詳細コード:xxxx)」または「Internal error occurred. (Detail code:xxxx)」のメッセージが表示された場合、表示されたメッセージの内容を記録し、当社技術員に連絡してください。

【例】

プログラムトレースの採取レベルに "LEVEL3"、ログファイルの最大ファイルサイズに "512"を設定します。

mxsetlog -p LEVEL3 -s 512

トレースログの採取方法の設定内容を表示する例を、次に示します。

  • 日本語の場合

    mxsetlog -l
    プログラムトレース: LEVEL3
    ファイルサイズ(Kbyte): 512
    ログファイル: /var/opt/FJSVfcdn/log/trslog

  • 英語の場合

    mxsetlog -l
    ProgramTrace: LEVEL3
    FileSize(Kbyte): 512
    LogFileName: /var/opt/FJSVfcdn/log/trslog

注意

  • -l オプションは、ほかのオプションと同時に指定できません。

  • -p オプション、-sオプション、-lオプションのどれかを指定する必要があります。

  • 設定したトレースログの採取方法を反映するためには、システムを再起動する必要があります。