電子フォームでは、入力漏れや入力誤りを減らすため、入力値チェックを実行するように設定できます。
電子フォームでは、次に示すチェックを実行できます。
データの入力時に必ず実行されるチェック
項目に指定されている桁数または文字数以内で入力しているか
テキスト項目で入力できる文字の種類が限定されている場合、決められた文字で入力しているか
データの入力時に実行するかどうかを項目に設定できるチェック
項目に指定されている桁数または文字数と同じ数だけ入力しているか
データの入力が必要な項目に入力しているか
入力する必要がある最低限の桁数または文字数以上で入力しているか
設定した上限値または下限値の範囲内で入力しているか
入力できない値または文字列を入力していないか
矩形テキスト項目に改行を入力していないか
入力値チェックは、次に示すタイミングで実行されます。
入力している項目から別の項目にカーソルが移動したとき
入力値エラーのメッセージは出力されず、エラーが発生している項目がエラー強調されます。
コマンド種別が「送信」、「署名送信」、「保存」、または「印刷」のコマンドボタンがクリックされたとき
入力値エラーのメッセージが出力されます。
注意
コマンド種別の「署名送信」は、「署名オプション」を追加インストールした場合、使用することができます。
エラー強調は、表示する電子フォームの[電子フォームのプロパティ]ダイアログボックスの[エラー処理]タブで、[強調する]チェックボックスがオンになっている標準表示モードで動作させる場合に有効となります。
■ 入力値チェックが行われる順序
入力値チェックは、左上から右下に行われます。
参考
カーソル移動順序を指定した場合、カーソルの移動順序で指定した順序で入力値チェックが行われます。カーソル移動順序を指定するには、マニュアル「Formcoordinator デザイナ ユーザーズガイド」の「6.3.1 [Tab]キーを押したときのカーソルの移動順序を指定するには」を参照してください。
なお、カーソル移動順序の指定が有効になるのは、標準表示モードおよび汎用表示モードで電子フォームを表示する場合だけです。