システム運用管理者は、利用者管理コマンドを利用して組織と利用者の管理を行います。
以下に、利用者管理コマンドについて説明します。
コマンド実行権限
利用者管理コマンドは、以下の権限で実行します。
【Windows】
Administrator
【Linux】
root
注意
システム運用管理者以外のユーザーで利用者管理コマンドを実行したい場合、OSのファイルシステムの権限を手動で設定してください。設定方法については、“付録A 利用者管理コマンド”を参照してください。
利用者管理コマンド一覧
利用者管理コマンドの一覧を以下に示します。
分類 | 機能 | Windows | Linux |
---|---|---|---|
組織の管理 | 組織新規登録 | ctsec_addorg.bat | ctsec_addorg.sh |
組織削除 | ctsec_disorg.bat | ctsec_disorg.sh | |
組織名変更 | ctsec_updorgname.bat | ctsec_updorgname.sh | |
組織情報一覧 | ctsec_getorglist.bat | ctsec_getorglist.sh | |
利用者の管理 | 利用者の登録 | ctsec_adduser.bat | ctsec_adduser.sh |
利用者の削除 | ctsec_disuser.bat | ctsec_disuser.sh | |
利用者の情報変更 | ctsec_upduser.bat | ctsec_upduser.sh | |
利用者の異動 | ctsec_moveuser.bat | ctsec_moveuser.sh | |
利用者情報一覧 | ctsec_getuserlist.bat | ctsec_getuserlist.sh | |
サービスの管理 | サービスの管理元変更 | ctsec_updsvc.bat | ctsec_updsvc.sh |
注意
利用者管理コマンドでは、コマンド実行時にシステム運用管理者、および利用者にメールを送信しません。利用者の登録などを行った際には、該当利用者や利用部門管理者へ必要な情報を通知してください。
サービスの管理元変更に伴う操作を行う場合、サービスの利用および解約に矛盾が生じないよう、ネットワークを分離するなど、クラウドポータルのアクセスを停止させてください。
組織情報定義ファイル、利用者情報定義ファイル、利用者情報変更定義ファイルを編集する場合、必ず文字コードをUTF-8に設定して保存してください。
コマンドの詳細については、“付録A 利用者管理コマンド”を参照してください。