ここでは、オンラインバックアップで使用するコマンドについて説明します。
以下の資源をバックアップします。
アクセス制御のデータベースおよび定義ファイル
課金管理のデータベースおよび定義ファイル
利用者管理のデータベースおよび定義ファイル
以下のファイル
クラウドポータルのお知らせ
運用ポータルのお知らせ
利用者の追加時の規約
サービス利用申請時の利用許諾
サービス仕様変更時の利用許諾
サービス解約時の解約許諾
データベースの資源および各種定義ファイルはインストール時に設定されたバックアップディレクトリにバックアップされます。バックアップディレクトリを変更する場合は、“Systemwalker Service Catalog Manager V14g 導入ガイド”の“第7章 導入後の変更”を参照してください。
【Windows】
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\bin\swctmg_backupdb.bat
処理結果は、標準出力に出力されます。
処理結果の内容とその意味を以下に示します。
処理結果 | 復帰値 | メッセージ |
---|---|---|
正常終了 | 0 | Successfully Backed up Systemwalker Service Catalog Manager. |
エラー | 0以外 |
|
注) WALファイル切替えコマンドが実行中の場合、その完了を待って、ベースバックアップコマンドが実行されます。一定時間内にWALファイル切替えコマンドが完了しない場合、ベースバックアップコマンドがタイムアウトになり、本エラーメッセージが出力されます。
注意
ベースバックアップコマンドが正常終了しない場合がありますので、以下の操作は行わないでください。
ベースバックアップコマンド実行中のCtrl+Cによる強制終了
ベースバックアップコマンド実行中のデータベースの停止
上記の操作を行った場合、状況に応じて、以下の対処が必要になります。
次回以降のベースバックアップコマンドが正常終了しない場合は、以下のコマンドを実行してください。
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\bin\swctmg_resetbackuperror.bat
処理結果は、標準出力に出力されます。
処理結果の内容とその意味を以下に示します。
処理結果 | 復帰値 | メッセージ |
---|---|---|
正常終了 | 0 | Successfully Reset Backup Error in Systemwalker Service Catalog Manager. |
エラー | 0以外 | Reset Backup Error in Systemwalker Service Catalog Manager Failed!! |
データベースサービスを停止後、データベースサービスの起動に失敗すると、以下のように対象データベースのログファイルにエラーメッセージが出力されます。
データベースのログファイル
・アクセス制御
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\AccessControl\log\psql-nn.log (注1)
・課金管理
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\Charging\log\psql-nn.log (注1)
・利用者管理
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\SecurityManagement\log\psql-nn.log (注1)
注1) “nn”部分は、ログが出力された日を表す2ケタの数字です。
エラーメッセージ
例) アクセス制御のデータベースの起動が失敗した場合
LOG: could not open file "pg_xlog/xxxxxxxx" (log file 0, segment xx): No such file or directory (注2) LOG: invalid checkpoint record PANIC: could not locate required checkpoint record HINT: If you are not restoring from a backup, try removing the file "C:/Fujitsu/Systemwalker/SWCTMG/AccessControl/pgsql/data/backup_label".
注2) ログの“xxxxxxxx”および“xx”部分は、不定です。
このような場合は、以下の手順で対処してください。
以下のファイルが存在するかどうかを確認し、存在する場合は、ファイルを削除してください。
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\AccessControl\pgsql\data\backup_label <Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\Charging\pgsql\data\backup_label <Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\SecurityManagement\pgsql\data\backup_label
起動に失敗したデータベースサービスを起動してください。以下のコマンドを実行して起動することもできます。
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\bin\swctmg_start.bat
最新のデータベースの更新内容を退避するために、定期的に実行します。
また、Systemwalker Software Configuration Managerなどの連携製品との間で、バックアップの同期をとるために使用します。
Systemwalker Software Configuration Managerと同期をとってバックアップするためには、Systemwalker Software Configuration Managerのバックアップコマンドを実行した後、本コマンドを実行します。Systemwalker Service Configuration Managerのバックアップコマンドについては“Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド”および“Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド”を参照してください。
【Windows】
<Systemwalker Service Catalog Managerインストールディレクトリ>\SWCTMG\bin\swctmg_switchwal.bat
処理結果は、標準出力に出力されます。
処理結果の内容とその意味を以下に示します。
処理結果 | 復帰値 | メッセージ |
---|---|---|
正常終了 | 0 | Successfully Switched WAL files in Systemwalker Service Catalog Manager. |
エラー | 0以外 |
|