Interstage シングル・サインオンの環境を削除するコマンドについて説明します。
注意
本コマンドは以下の権限をもったユーザーで実行してください。
【Windows】
管理者権限をもつユーザー
【Linux】
スーパーユーザー
本コマンドを実行するためには、以下のパッケージがインストールされている必要があります。
【Linux】
FJSVssocm
FJSVssosv
FJSVssoac
FJSVssoaz
FJSVihs
FJSVirep
FJSVirepc
FJSVisscs
本コマンドでは、Interstage シングル・サインオンの削除前に資源のバックアップは行いません。Interstage シングル・サインオンの資源のバックアップが必要な場合は、事前にバックアップを行ってください。
本コマンドでは、Interstage シングル・サインオンの各サーバ、およびリポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリを停止して、Interstage シングル・サインオンの削除を行います。
本コマンド終了後、業務サーバを追加していたWebサーバ(Interstage HTTP Server)の起動は行いません。
コマンド実行後、Interstage シングル・サインオンの削除を行うかどうかを確認するメッセージが表示されます。削除を行う場合は“yes”を入力してください。“yes”以外を入力した場合は、「Command canceled.」と表示され、削除されません。
削除する資源が存在しない状態で本コマンドを実行した場合、コマンドは正常に終了します。
本コマンド実行後、Interstage管理コンソールから、Interstage シングル・サインオンの業務サーバを追加していたWebサーバ(Interstage HTTP Server)を削除できなくなる場合があります。その場合、Webサーバの削除は、ihsdeleteコマンドに-cオプションを指定して行ってください。ihsdeleteコマンドについては、“Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Webサーバ運用編”の“第19章 Interstage HTTP Server運用コマンド”を参照してください。
記述形式
ssoclunsetup
機能説明
Interstage シングル・サインオンの削除を行います。
以下の資源が削除されます、
Interstage シングル・サインオンの以下のサーバ
リポジトリサーバ(更新系)
認証サーバ
業務サーバ(注1)
リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリ
リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバ(注2)
注1) 本コマンドを実行したマシン上に構築されているInterstage シングル・サインオンの全業務サーバが削除されます。ただし、Webサーバ自体は削除されません。
注2)リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバ(Webサーバ名:SSOauth)のみ削除されます。その他のWebサーバは削除されません。
復帰値
0:正常終了
2:異常終了
コマンドの格納場所
【Windows】
<Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ>\SWCTMG\SecurityManagement\sso\bin
【Linux】
/opt/FJSVctsec/sso/bin
使用例
【Windows】
ssoclunsetup
【Linux】
/opt/FJSVctsec/sso/bin/ssoclunsetup
メッセージ
本コマンド実行後、削除対象の資源の状態がメッセージとして表示されます。資源の意味は以下のとおりです。
資源の名前 | 資源の説明 |
---|---|
Repository Server | リポジトリサーバ(更新系) |
Authentication Server | 認証サーバ |
Business Server | 業務サーバ |
Web Server(Webサーバ名) | リポジトリサーバ(更新系)と認証サーバを構築したWebサーバ |
SSO Repository (リポジトリ名) | リポジトリサーバ(更新系)が参照しているSSOリポジトリ |
また、資源の状態は以下のメッセージで表示されます。
メッセージ | 資源の状態 |
---|---|
Exist | 存在する。 |
Not exist | 存在しない。 |