管理サーバのセットアップを行う前に、必ず以下の作業を行ってください。
インストールの確認
“10.1 管理サーバへのインストール”が完了していることを確認してください。
インストール完了後、再起動の実行確認が行われますので、再起動を行ってください。再起動後、引き続き以降のセットアップの作業を行ってください。
Interstage Application Serverのサービス起動確認
以下のコマンドを実行して、表示されるサービスのステータスがexecuteであることを確認してください。
isstat
実行結果例を以下に示します。
SERVICE NAME STATUS ObjectDirector execute NamingService execute InterfaceRepositoryCacheService execute InterfaceRepositoryCacheEService execute EventService execute TransactionDirector execute
メッセージブローカの起動【Widows】
メッセージブローカを起動してください。
起動手順は以下のとおりです。
以下のコマンドでメッセージブローカをサービスとして登録します。
%IS_HOME%\\F3FMisjee\imq\bin\imqsvcadmin install -args "-name BESJMS -port <BROKER_PORT>"
<BROKER_PORT>には、メッセージブローカのポート番号を指定してください。
以下に実行例を示します。
%IS_HOME%\\F3FMisjee\imq\bin\imqsvcadmin install -args "-name BESJMS -port 37676"
メッセージブローカのサービスを開始します。
以下のコマンドでメッセージブローカのサービスを開始します。
net start "Message Queue 4.1 Broker"
メッセージブローカのポート番号を設定します。
以下のファイルを開き、BROKER_PORTに、1.で指定した<BROKER_PORT>の値を設定します。
<Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ>\SWCTMG\ctbss\setup\brokerport.properties
メッセージブローカの起動【Linux】
メッセージブローカを起動してください。
起動手順は以下のとおりです。
以下のコマンドでJMS自動起動用ファイルを複写します。
cp /opt/FJSVisjee/imq/etc/init.d/ijmq /opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq
BROKER_PORTの値を変更します。
JMSのデフォルトのポート番号は"37676"です。
変更する場合は以下のファイルを開き、BROKER_PORTの値を変更してください。
/opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq
以下のコマンドでファイルの属性を変更します。
chmod 0500 /opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq
以下のコマンドでファイルを移動します。
mv /opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq /etc/init.d/ctbssijmq
以下のコマンドでサービスブローカをサービスとして登録します。
/sbin/chkconfig --add ctbssijmq
以下のコマンドでサービスを開始します。
service ctbssijmq start
注意
コマンドは起動結果を表示しません。以下のコマンドで正常に起動されていることを確認してください。
service ctbssijmq status
"not running"と表示される場合、起動に失敗しています。
起動に失敗する原因として以下があります。
/etc/hostsにループバックアドレス"127.0.0.1"しか登録していない。
それ以外の場合は、以下のディレクトリにログが出力されますので、ログの内容と“Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド”の“5.15.5 メッセージブローカのログ”および“第13章 Java EEのメッセージ”を参照して対処してください。
/opt/FJSVisjee/var/domains/interstage/imq/instances/<BROKER_PORT>/log
物理格納先の作成
以下のコマンドでメッセージブローカに物理格納先を作成してください。
<BROKER_PORT>にはメッセージブローカの起動で指定したJMSのポート番号を指定してください。
【Windows】
%IS_HOME%\F3FMisjee\imq\bin\imqcmd create dst -b localhost:<BROKER_PORT> -t q -n BESJMSDest
【Linux】
/opt/FJSVisjee/bin/ijmqcmd create dst -b localhost:<BROKER_PORT> -t q -n BESJMSDest
参考
ijmqcmdコマンドが要求するユーザー名とパスワードの初期値は"admin"です。
詳細については、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド”の“6.7 JMSのセキュリティ機能”を参照してください。
OSのユーザー作成
【Windows】
アプリケーションサービス機能のデータベースにアクセスするための、ユーザー(pgctbss)が自動的に追加されます。削除しないでください。
【Linux】
アプリケーションサービス機能のデータベースにアクセスするための、グループ(pgctbss)に所属するユーザー(pgctbss)を、Linux OSが提供しているuseraddコマンドなどで作成してください。