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SystemwalkerService Catalog Manager V14g 導入ガイド
Systemwalker

11.1.1 セットアップ前の作業

管理サーバのセットアップを行う前に、必ず以下の作業を行ってください。

インストールの確認

10.1 管理サーバへのインストール”が完了していることを確認してください。
インストール完了後、再起動の実行確認が行われますので、再起動を行ってください。再起動後、引き続き以降のセットアップの作業を行ってください。

Interstage Application Serverのサービス起動確認

以下のコマンドを実行して、表示されるサービスのステータスがexecuteであることを確認してください。

isstat

実行結果例を以下に示します。

SERVICE NAME                                 STATUS
ObjectDirector                               execute
NamingService                                execute
InterfaceRepositoryCacheService              execute
InterfaceRepositoryCacheEService             execute
EventService                                 execute
TransactionDirector                          execute

メッセージブローカの起動【Widows】

メッセージブローカを起動してください。
起動手順は以下のとおりです。

  1. 以下のコマンドでメッセージブローカをサービスとして登録します。

    %IS_HOME%\\F3FMisjee\imq\bin\imqsvcadmin install -args "-name BESJMS -port <BROKER_PORT>"

    <BROKER_PORT>には、メッセージブローカのポート番号を指定してください。
    以下に実行例を示します。

    %IS_HOME%\\F3FMisjee\imq\bin\imqsvcadmin install -args "-name BESJMS -port 37676"
  2. メッセージブローカのサービスを開始します。

    以下のコマンドでメッセージブローカのサービスを開始します。

    net start "Message Queue 4.1 Broker"
  3. メッセージブローカのポート番号を設定します。

    以下のファイルを開き、BROKER_PORTに、1.で指定した<BROKER_PORT>の値を設定します。

    <Systemwalker Service Catalog Managerのインストールフォルダ>\SWCTMG\ctbss\setup\brokerport.properties

メッセージブローカの起動【Linux】

メッセージブローカを起動してください。
起動手順は以下のとおりです。

  1. 以下のコマンドでJMS自動起動用ファイルを複写します。

    cp /opt/FJSVisjee/imq/etc/init.d/ijmq /opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq
  2. BROKER_PORTの値を変更します。

    JMSのデフォルトのポート番号は"37676"です。
    変更する場合は以下のファイルを開き、BROKER_PORTの値を変更してください。

    /opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq
  3. 以下のコマンドでファイルの属性を変更します。

    chmod 0500 /opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq
  4. 以下のコマンドでファイルを移動します。

    mv /opt/FJSVctbss/setup/ctbssijmq /etc/init.d/ctbssijmq
  5. 以下のコマンドでサービスブローカをサービスとして登録します。

    /sbin/chkconfig --add ctbssijmq
  6. 以下のコマンドでサービスを開始します。

    service ctbssijmq start

注意

コマンドは起動結果を表示しません。以下のコマンドで正常に起動されていることを確認してください。

service ctbssijmq status

"not running"と表示される場合、起動に失敗しています。
起動に失敗する原因として以下があります。

  • /etc/hostsにループバックアドレス"127.0.0.1"しか登録していない。

それ以外の場合は、以下のディレクトリにログが出力されますので、ログの内容と“Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド”の“5.15.5 メッセージブローカのログ”および“第13章 Java EEのメッセージ”を参照して対処してください。

/opt/FJSVisjee/var/domains/interstage/imq/instances/<BROKER_PORT>/log

物理格納先作成

以下のコマンドでメッセージブローカに物理格納先を作成してください。
<BROKER_PORT>にはメッセージブローカの起動で指定したJMSのポート番号を指定してください。

【Windows】

%IS_HOME%\F3FMisjee\imq\bin\imqcmd  create dst -b localhost:<BROKER_PORT> -t q -n BESJMSDest

【Linux】

/opt/FJSVisjee/bin/ijmqcmd create dst -b localhost:<BROKER_PORT> -t q -n BESJMSDest

参考

ijmqcmdコマンドが要求するユーザー名とパスワードの初期値は"admin"です。

詳細については、“Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド”の“6.7 JMSのセキュリティ機能”を参照してください。

OSのユーザー作成

【Windows】

アプリケーションサービス機能のデータベースにアクセスするための、ユーザー(pgctbss)が自動的に追加されます。削除しないでください。

【Linux】

アプリケーションサービス機能のデータベースにアクセスするための、グループ(pgctbss)に所属するユーザー(pgctbss)を、Linux OSが提供しているuseraddコマンドなどで作成してください。