管理サーバにインストールする前に、以下の作業を行ってください。
インストール条件の確認
“解説書”の“第4章 動作環境”を参照して、インストールする環境がインストール条件を満たしていることを確認してください。
Webサーバ(FJapache)の停止
Interstage Application ServerのWebサーバ(FJapache)を停止します。
Webサーバの停止手順は以下のとおりです。
Interstage管理コンソールを起動します。
Interstage管理コンソールの起動手順は以下のとおりです。
【Windows】
[スタート]メニューから[すべてのプログラム]>[Interstage]>[Application Server]>[Interstage管理コンソール]を選択します。
【Linux】
Webブラウザを起動します。
Interstage管理コンソールのURLを指定します。
以下にURLの形式を示します。
(SSL暗号化通信を使用しない場合)
http://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/
(SSL暗号化通信を使用する場合)
https://[ホスト名]:[ポート番号]/IsAdmin/
Interstage管理コンソールにログインします。
Webサーバ(FJapache)を停止します。
[Interstage管理コンソール]>[Interstage Application Server]>[システム]>[サービス]>[Webサーバ]>[一覧]を選択します。
FJapacheが起動されている場合は、停止してください。
システムパラメーター【Linux】
インストールする前には、OSのシステムパラメーターのチューニングが必要です。以下の表の値を参考に、パラメーターのチューニングが正しく行われていることを確認してください。
なお、以下のInterstage Application Serverは、Webサーバが3台で、認証サーバがある環境を前提に記載しています。
共用メモリ
パラメーター | 説明 | 値 | 種別 |
---|---|---|---|
shmmax | 共有メモリの最大セグメントサイズ | 2684354560 | 最大 |
shmall | 使用可能な共有メモリの総量 | 655360 | 最大 |
shmmni | 共有メモリセグメントの最大数 | 98 | 加算 |
セマフォ
パラメーター | 説明 | 値 | 種別 |
---|---|---|---|
para1 | セマフォ識別子あたりの最大セマフォ数 | 512 | 最大 |
para2 | システム全体のセマフォ数 | 13325 | 加算 |
para3 | セマフォコールあたりの最大演算子数 | 50 | 最大 |
para4 | システム全体のセマフォ識別子数 | 1257 | 加算 |
メッセージキュー
パラメーター | 説明 | 値 | 種別 |
---|---|---|---|
msgmax | メッセージの最大サイズ | 16384 | 最大 |
msgmnb | 1つのメッセージキューに保持できるメッセージの最大値 | 32768 | 最大 |
msgmni | メッセージキューIDの最大値 | 525 | 加算 |
ホスト名の確認【Windows】
Systemwalker Service Catalog Managerの同梱製品であるInterstage Application Server、およびInterstage シングル・サインオンが正しく動作するため、ホスト名の設定が必要です。ホスト名を<システムドライブ>\Windows\System32\drivers\etc\hostsに記述するか、またはDNSによりホスト名の名前解決ができるように設定してください。
ホスト名の確認【Linux】
Systemwalker Service Catalog Managerの同梱製品であるInterstage Application Server、およびInterstage シングル・サインオンが正しく動作するため、ホスト名の設定が必要です。ホスト名を/etc/hostsに記述するか、またはDNSによりホスト名の名前解決ができるように設定してください。
注意
/etc/hostsファイルにローカルホストを登録する場合、以下に注意してください。
“127.0.0.1”にローカルホスト名を設定する場合、必ずリモートから参照可能なIPアドレスを先に記述してください。または、“127.0.0.1”にはローカルホスト名を設定しないでください。
IPアドレスに、“10.10.10.10”をもつ、“remote01”というホスト名を設定する例を以下に示します。
10.10.10.10 remote01 127.0.0.1 remote01 localhost.localdomain localhost
システム時刻の設定
管理サーバおよび管理対象サーバのシステム時刻は、同じ時刻になるように設定してください。
時刻が異なる場合、運用ポータルおよびクラウドポータルの利用状況で正しい値を確認できません。
SMTPサーバの設定
Systemwalker Service Catalog Managerではメール機能を使用します。SMTPサーバの設定を行い、メールを使用できる環境を作成してください。