CD-ROM装置のないサーバマシンでインストール/アンインストールを行うため、事前にCD-ROM装置のあるサーバマシンでCD-ROMの内容をアーカイブします。
1) サーバマシンの準備
CD-ROM装置のあるサーバマシン(Linux)と以下の製品CD-ROMを準備します。
必要なCD-ROM | 備考 |
---|---|
Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック (64bit) V10.0.0 サーバパッケージ RHEL5(Intel64) 2/2 | 対象のサーバマシンが、RHEL5(Intel64)の場合 |
Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック (64bit) V10.0.0 サーバパッケージ RHEL6(Intel64) 2/2 | 対象のサーバマシンが、RHEL6(Intel64)の場合 |
2) CD-ROMのマウント
CD-ROMをCD-ROM装置に挿入し、マウントします。なお、これ以降の作業はrootで実施してください。
例
# su - # パスワード: パスワードを入力 # mkdir <CD-ROMマウントディレクトリ> # mount /dev/デバイスファイル名 <CD-ROMマウントディレクトリ>
注意
CD-ROM資材には、rootによる実行権限が必要です。自動マウントデーモン(autofs)によるCD-ROMの自動マウントを行った場合や、OSの設定によってはマウントオプションに"noexec"が自動設定される場合があります。この場合、対象サーバマシンで正しく実行できませんので注意してください。
なお、マウントされているCD-ROMのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。
3) CD-ROM資材のコピーとアーカイブ
続いて任意のディレクトリを用意し、資材の権限が変更されないようにコピー、アーカイブを実行してください。
以下は、任意のディレクトリとして”/tmp/Disk2”を用意した場合の作業例です。
例
# mkdir /tmp/Disk2 # cd /tmp # cp -pr <CD-ROMマウントディレクトリ>/* /tmp/Disk2/ # tar czvf Disk2.tar.gz Disk2