CMP1.1 Entity Beanでは、カラムにマッピングする永続化フィールド(CMF)を選択することができます。テーブルのカラムやEntity BeanのCMFの構成を変更せずに、マッピングの定義を変更するだけで運用できます。
以下の図のように、DBカラムのうち"ID"と"NAME"だけ利用したい場合も"ID"と"AGE"だけ利用したい場合もアプリケーションやテーブルを変更することなく、マッピング定義を変更するだけで運用することができます。
定義方法
マッピングするCMFとテーブルのカラム名のみマッピングの定義をすることで、CMP1.1のDBカラムにマッピングするCMFを選択できます。CMFとDBカラム名の定義はInterstage CMP Mappings deployment descriptor (sun-cmp-mappings.xml)の以下のタグを編集してください。
<cmp-field-mapping><field-name>
<cmp-field-mapping><column-name>
定義方法については、「3.2.3.3 Interstage EJB application deployment descriptor (sun-ejb-jar.xml)」を参照してください。
定義例
id,name,ageの3つのCMFのうち、idとnameをテーブルのカラムIDとNAMEにマッピングし、ageをテーブルカラムにマッピングしない場合、以下のように定義します。
<cmp-field-mapping> <field-name>id</field-name> <column-name>ID</column-name> </cmp-field-mapping> <cmp-field-mapping> <field-name>name</field-name> <column-name>NAME</column-name> </cmp-field-mapping> |
注意
本機能を使用する場合、検証オプションを指定せずに配備してください。検証オプションを指定して配備処理を行うと、エラーメッセージが出力し配備に失敗します。
プライマリキーとして定義されているCMFとDBカラムをマッピングしない場合、配備に失敗します。プライマリキーとなるCMFとDBカラムは必ずマッピングしてください。