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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド
Interstage

2.26.4 IIOP通信クライアントの無通信監視機能

IIOPサービスでは、クライアントからリクエスト送信する際に、サーバへの無通信状態を監視して一定時間通信が行われていなければ、コネクションを切断後、再接続することができます。
本監視機能の設定は、クライアントのJava VMまたはIJServerクラスタでJava VMオプションとして指定します。

プロパティ名:

com.sun.corba.ee.transport.ORBClientIdleConnectTimeouts

設定値:

タイムアウト時間(ミリ秒)

値の範囲:

0~2147483647

0を設定した場合、クライアント側無通信監視は行いません。
範囲外の値を指定した場合、アプリケーションにUTIL6009メッセージが通知されます。
IJServerクラスタに範囲外の値を指定した場合、IJServerクラスタの起動時にUTIL6009メッセージが通知され、IJServerクラスタの起動に失敗します。

デフォルト値:

480000 (8分)

設定方法:

本監視機能を使用した場合、負荷分散装置(IPCOM)やファイアウォールの無通信監視時間などにより、サーバからコネクション切断が行われていた時に、クライアント側で新しくコネクションが作成されるため、クライアントからの接続が正常に実施されます。