管理サーバに異常が発生した場合の対処方法について説明します。
■ 管理サーバダウン時の管理対象サーバの運用
サーバ故障などの理由により管理サーバが使用できない場合、以下の対処を行ってください。
Interstage管理コンソールによる管理対象サーバの直接操作
Interstage管理コンソールで管理対象サーバに直接ログインし、個々のサーバを個別に操作します。この場合、Interstage/アプリケーションの起動などの運用操作だけが可能となります。アプリケーションの定義変更/配備操作はできません。アプリケーションの定義変更/配備操作は、管理サーバを復旧させた後に行ってください。
管理サーバの他サーバへの切り替え
問題が発生した管理サーバを復旧させることができない場合は、管理サーバ環境を他サーバへ移行することで管理サーバ機能を復旧します。詳細については、“マルチサーバ運用ガイド”の“管理サーバのバックアップ/リストア”を参照してください。
管理対象サーバをサイトから削除してスタンドアロンサーバとして運用する
スタンドアロンサーバとして運用する管理対象サーバにおいて、isleavesiteコマンドでスタンドアロンサーバとします。
■ 管理サーバのInterstage ディレクトリサービスが故障した場合
管理サーバのユーザリポジトリとして使用しているInterstage ディレクトリサービスが故障した場合、管理サーバ上でisresetuserrepを実行して、ログイン認証方法を一時的にOS認証に切り換えて運用してください。
Interstage ディレクトリサービスを復旧させた後、ログイン認証方法をInterstage ディレクトリサービスによる認証に戻すには、Interstage管理コンソールの
[Interstage管理コンソール] > [統合管理] > [Interstage Application Server] から[セキュリティ] > [運用セキュリティ]
で行ってください。