ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server トラブルシューティング集
Interstage

6.3 環境構築編

マルチサーバ管理の環境構築時に発生するトラブルへの対処方法について説明します。


■ 管理対象サーバをサーバグループに追加した場合にInterstageが停止する

他管理対象サーバのネーミングサービスやインタフェースリポジトリをライン構成で参照している管理対象サーバを追加する場合、Interstageが停止することがあります。
本現象が発生した場合、Interstage管理コンソールの[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム] > [状態]タブから対象のサーバグループを選択し、[起動]ボタンよりInterstageを再起動してください。


V7.08.0の管理対象サーバを追加できない

Interstage Application Server V10.0以降において、マルチサーバ管理機能でサイトに追加できるInterstageのバージョンが変更されました。

マルチサーバ管理機能で使用できないInterstageを運用しているサーバは、使用可能なInterstageのバージョンに移行してから、サイトにサーバを追加してください。サイトに追加できるInterstageのバージョンについては、「マルチサーバ運用ガイド」の「マルチサーバ管理機能」を参照してください。

なお、マルチサーバ管理機能で使用できないInterstageを運用しているサーバをサイトに追加すると、エラーメッセージis20727が出力されて、サイトへの追加に失敗します。


シングル・サインオンが正しく動作しない

管理対象サーバのInterstage管理コンソールを使用して、シングル・サインオンのリポジトリサーバ、認証サーバ、またはWebサーバ(Interstage HTTP Server)上で動作する業務サーバの環境構築を行った後に、管理対象サーバ上のInterstage HTTP Serverの環境定義の内容を管理サーバ上の業務構成管理のリポジトリに反映していない可能性があります。
以下の操作を行ってください。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [サーバグループ名またはサーバ名] > [定義の取得]タブで、
    リポジトリサーバ、認証サーバ、またはInterstage HTTP Server上で動作する業務サーバの環境構築を行った管理対象サーバを選択して[選択]ボタンをクリックし、[適用]ボタンをクリックします。

  3. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ]で、
    操作対象のサーバグループまたは管理対象サーバを選択し、[起動]をクリックします。
    または、
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [サーバグループ名またはサーバ名]で、
    [起動]をクリックします。

管理対象サーバがサーバグループに含まれる場合は、サーバグループに含まれるすべての管理対象サーバに対して環境構築を行ったあと、上記の手順を行ってください。


■ プロビジョニング機能の使用時にマスタイメージの作成やサーバグループへのサーバ追加に失敗する

Windows Server(R) 2003を使用している場合は、Service Pack 1を適用し、再度実行してください。


Interstage管理コンソールでシステムの状態が不明と表示される

Interstage管理コンソールの[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [システム]においてシステムの状態が“不明”と表示され、かつ、Interstage管理コンソールの操作時にエラーメッセージis20726が出力される場合、isjmx.xmlにローカルホストが設定されていない可能性があります。
“マルチサーバ運用ガイド”の“サーバグループ環境の初期構築”を参照し、isjmx.xmlにローカルホストを設定してください。


■ プロビジョニング機能を使用している環境においてCORBA/EJBアプリケーションとの通信に失敗する

サーバグループ間のリレーションに「IPCOMを使用する」を指定している場合、以下の原因が考えられます。

保守モードを設定している場合は、保守モードを解除してください。
クライアントとなるサーバのhostsファイルにホスト情報が設定されていない場合、ホスト情報を設定してください。また、設定後、仮想IPアドレスに対応するホスト名に対してpingコマンドを実行し、正しく接続されていることを確認してください。


■ サーバグループ内の管理対象サーバにインストールされている機能について管理サーバから使用できない

サーバグループに最初に追加された管理対象サーバにおいてインストールされていなかった機能は、最初に追加されたサーバがサーバグループから削除された後であっても、そのサーバグループでは使用できなくなります。

以下の操作を行ってください。

  1. サーバグループに所属しているサーバをすべて削除します。
    手順の詳細については、“マルチサーバ運用ガイド”の“サーバグループからのサーバ削除”を参照してください。

  2. 削除したサーバを再度サーバグループへ追加します。
    手順の詳細については、“マルチサーバ運用ガイド”の“サーバグループへのサーバ追加”を参照してください。