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Interstage Application Server/Interstage Web Server メッセージ集
Interstage

85.1.41 td11043

TD: ERROR: td11043:A system call error occurred(%s1-%s2)
TD: エラー
: td11043:システムコールでエラーを検出しました(%s1-%s2)

可変情報

%s1:システムコール名
%s2:エラー情報1

意味

コンポーネントトランザクションサービス内部で発行したシステムコールでエラーを検出しました。

システムの処理

処理を続行します。

ユーザの対処

以下のいずれかの原因が考えられます。

  1. コンポーネントトランザクションサービスのインストールに失敗しています。

  2. メモリが不足しています。

  3. システムパラメタの指定に誤りがある可能性があります。

以下の確認を実施してください。

  1. コンポーネントトランザクションサービスが正しくインストールされているかを確認してください。

  2. チューニングガイドの 「コンポーネントトランザクションサービスのシステム環境の設定」を参考にして、システムパラメタ値を見直してください。

  3. “チューニングガイド”を参考に、Interstageを運用するために必要となるメモリ量を再見積もりし、メモリが十分に用意されているか確認してください。
    Interstageの必要とするメモリ量に対して、メモリが十分に用意されている場合には、他のアプリケーションの使用メモリ量が不足していることが考えられます。同一マシン上で運用している他のアプリケーションについても再見積もりを実施し、メモリ量が適当か調査してください。再見積もりの結果、メモリ量が不足していることが確認された場合には、システム管理者に連絡してください。システム管理者は、メインメモリの増設またはスワップの拡張を行ってください。

上記のいずれにも該当しない場合には、以下の点を確認してください。


システムコール名がmsgsndまたはmsgrcvであり、エラー情報1がerrno=36(Identifier removed)またはerrno=22(Invalid argument)である場合には、Interstageの強制停止(isstop -f)が行われたか、コマンドがkillされた可能性があります。
Interstageの強制停止やコマンドに対するkill操作を行っていないか確認してください。コマンドに対するkill操作を行った場合には、IPC資源が残っている可能性があります。IPC資源が残っている場合、コマンド操作時にtd11038メッセージが出力されます。この場合には、td11038メッセージで示されたkeyのIPC資源を、ipcrmコマンドで削除してください。
また、Interstage Web Serverにおいて、Interstage 起動直後のワークユニット起動時に、以下のエラーメッセージが出力されることがありますが、Interstage の動作に問題はありません。
td11043:A system call error occurred(dlsym-isapsw_init)

システムコール名がpthread_createであり、エラー情報1がerrno=11である場合には、システム内スレッド数の上限に達している可能性があります。システム内スレッド数の上限は、ファイル/etc/sysctl.conf に記述されているパラメタ"kernel.threads-max" の値で決定します。システム内スレッド数の見積もりを実施し、必要であれば上限値を増加してください。


上記のいずれにも該当しない場合には、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。