可変情報
%s1:ユニット名
%s2:原因コード
意味
ユニット%s1の起動に失敗しました。
システムの処理
ユニットの起動処理を中止します。
ユーザの対処
以下のいずれかの対処を行ってください。
不揮発チャネル運用時、原因コード%s2が“10012”でユニットの起動に失敗した場合、Interstage管理コンソールで作成したユニットの設定情報、またはesmkunitコマンドのユニット定義ファイルで指定した格納ディレクトリが参照できないか、またはディレクトリ配下のファイル(estranfile、essysmsgfile、essysqfile、esmsgfile0、esuserqfile)が存在していない可能性があります。格納ディレクトリおよびファイルが存在しているかを確認してください。1つでもファイルが存在しない場合は、以下の手順で対処してください。
イベントサービス運用コマンドを使用する場合
ユニット%s1上に割り当てられたすべてのイベントチャネルをいったんesrmchnlコマンドで削除します。なお、ユニット%s1上に割り当てられたイベントチャネルは、“essetcnfchnl -d”の出力結果で、unitid項目にユニット%s1と出力されているイベントチャネルが対象です。
esrmunitコマンドでユニット%s1を削除します。
esmkunitコマンドでユニット%s1を再作成します。
1.で削除したすべてのイベントチャネルをesmkchnlコマンドで作成します。
Interstage管理コンソールを使用する場合
JMSおよびイベントサービスのイベントチャネルの状態表示で、ユニット%s1を使用しているイベントチャネルをすべて削除します。
保存先(ユニット%s1)を削除します。
保存先(ユニット%s1)を作成します。
1.で削除したすべてのイベントチャネルを作成します。
不揮発チャネル運用時、原因コード%s2が“10018”でユニットの起動に失敗した場合、Interstage管理コンソールで作成したユニットの設定情報、またはesmkunitコマンドのユニット定義ファイルで指定した格納ディレクトリが、ハードエラーなどにより参照できない可能性があります。格納ディレクトリが存在するハードディスクが正常に動作しているかを確認してください。
不揮発チャネル運用中時、イベントチャネルまたはユニットを起動した際に原因コード%s2が“10011”でユニットの起動が失敗した場合、システム資源(IPC)が不足している可能性があります。システム資源を正しく設定してからシステムのリブート実施後に、再度Interstage管理コンソールでイベントチャネルの再起動を実行するか、esstartunitコマンドでユニットを再起動してください。システム資源の詳細については、“チューニングガイド”の“システムのチューニング”-“サーバ機能運用時に必要なシステム資源”-“イベントサービスのシステム環境の設定”を参照してください。
リストア処理の途中で原因コード%s2が“12”でユニットの起動に失敗した場合、バックアップ資源にこのユニットの定義ファイルが存在していない可能性があります。起動に失敗したユニットのユニット定義ファイルをバックアップの格納ディレクトリ配下に格納して、再度esrestoresysコマンドを実行してください。
クラスタ切替え時、原因コード%s2が“10051”でユニットの起動に失敗した場合、サーバ上のプロセス、またはIPC資源(Solaris/Linuxの場合)が残っている可能性があります。サーバマシンの停止/再起動を行って資源を回収したあと、待機ノードを組み込んでください。
上記以外の場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。