サーバアプリケーションを他のアプリケーションからアクセス可能にするためには、目的のアプリケーションを識別するためのオブジェクトリファレンスを作成する必要があります。また、同時に作成したオブジェクトリファレンスをネーミングサービスに登録することによって、他のアプリケーションからのアクセスが可能になります。
トランザクションアプリケーションの場合、オブジェクトリファレンスの作成とネーミングサービスへの登録は、次の2つの方法で行うことができます。
ワークユニット起動による自動登録
OD_or_admコマンドによる手動登録
ワークユニット起動による自動登録の場合は、ワークユニットを起動するとワークユニットで指定されたアプリケーションごとにオブジェクトリファレンスが作成され、ネーミングサービスに登録されます。この場合、ワークユニットを停止すると、オブジェクトリファレンスは、自動的にネーミングサービスから削除され、無効となります。
OD_or_admコマンドによる手動登録の場合は、ワークユニットの起動前に、事前にOD_or_admコマンドによりオブジェクトリファレンスの作成とネーミングサービスへの登録を行います。この場合は、ワークユニットの起動、停止にかかわらず、オブジェクトリファレンスは有効です。
ネーミングサービスには、2つの方法とも以下の名前でオブジェクトリファレンスを登録します。
モジュール名::インタフェース名
また、インタフェースリポジトリIDとしては、以下のIDを使用します。
ワークユニット種別がORBの場合 : FUJITSU-Interstage-TDLC |
ワークユニット種別がORBの場合 : FUJITSU-Interstage-TDLC |
なお、2つの方法のどちらを使用するかは、ワークユニット定義で指定する必要があります。詳細については、「OLTPサーバ運用ガイド」を参照してください。