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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)
Interstage

5.5 クライアント開発環境の設定

Windows(R)クライアント側で行う環境設定について、以下に示します。


(1) データベース連携サービスのホスト名の設定

データベース連携サービスが動作するホストの情報(ホスト名・ポート番号)を設定します。エディタなどを使用してinithostファイルを編集してください。
inithostファイルの格納パスおよび設定例を以下に示します。


[格納パス]

C:\Interstage\ODWIN\etc\inithost

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


[設定例]

#host             port
otshost           8002
irhost            8002

#:コメント行

otshost

データベース連携サービスが動作するホストのホスト名

8002

CORBAサービスと同一のポート番号

irhost

インタフェースリポジトリサーバのホスト名とCORBAサービスのポート番号(他ホストのインタフェースリポジトリなどを使用する場合)


注意

inithostに指定したホスト名は、以下のフォルダ配下のhostsファイルにも記載してください。

%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts

(2) COBOL登録集/ライブラリの設定

データベース連携サービスのクライアントの作成/実行を行う場合は、開発環境で作成したスタブファイルおよびインクルードファイルに加え、データベース連携サービスが提供するCOBOL登録集およびライブラリが必要となります。詳細については、後述のCOBOL登録集、ライブラリ一覧を参照してください。また、CORBAアプリケーションとして作成するために、CORBAサービスで提供されているライブラリについては、「アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)」の「提供プログラム」-「CORBAサービスの提供プログラム」を参照してください。

クライアントで必要なCOBOL登録集およびライブラリなどは、以下のように取り出してください。


Windows(R)サーバ環境から取り出す場合

データベース連携サービスがインストールされているホストから、[エクスプローラ]の[ネットワークコンピュータ]などで取り出します。


Solarisサーバ環境から取り出す場合

データベース連携サービスがインストールされているホストから、ftpなどを使用してクライアント環境に複写します。

\home\usr\libにライブラリを設定する場合

cd \home\usr\lib  <RETURN>
ftp otshost <RETURN>

Connected to otshost
ftp> cd /opt/FSUNots/pc/lib/COBOL <RETURN>
ftp> binary <RETURN>
ftp> get  OTSCURRENT_COBOL.DLL <RETURN>
ftp> bye <RETURN>

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。

otshost

データベース連携サービスが動作するホストのホスト名


以下のファイル一覧において、クライアントで必要なファイルをすべて取り出してください。


■COBOL登録集

データベース連携サービスが提供しているCOBOL登録集を以下に示します。


COBOL登録集名

使用用途

格納先(注)

CURRENT.cbl

STATUS.cbl

CONST.cbl

CONTROL.cbl

COBOLのクライアント/サーバ作成用


C:\Interstage\ots\include\COBOL


/opt/FSUNots/include/COBOL

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


■クライアントライブラリ

データベース連携サービスが提供しているライブラリを以下に示します。


ライブラリ名

使用用途

格納先(注)

otscurrent.dll

C言語/C++言語/COBOLのクライアント運用環境用


C:\Interstage\ots\pc\lib\C


/opt/FSUNots/pc/lib/C

OTSCURRENT_COBOL.DLL

COBOLのクライアント運用環境用


C:\Interstage\ots\pc\lib\COBOL


/opt/FSUNots/pc/lib/COBOL

OTSCURRENT_COBOL.LIB

COBOLのクライアント作成用

OTSCURRENT_COBOL_MT.DLL

COBOLのクライアント運用環境用
(PowerCOBOL97 V60系以降でマルチスレッドを使用する場合)


C:\Interstage\ots\pc\lib\COBOL

OTSCURRENT_COBOL_MT.LIB

COBOLのクライアント作成用
(PowerCOBOL97 V60系以降でマルチスレッドを使用する場合)

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。