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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)
Interstage

4.6 クライアント開発環境の設定

Windows(R)クライアント側で行う環境設定について以下に示します。


(1) データベース連携サービスのホスト名の設定

データベース連携サービスが動作するホストの情報(ホスト名・ポート番号)を設定します。エディタなどを使用してinithostファイルを編集してください。
inithostファイルの格納パスおよび設定例を以下に示します。


[格納パス]

C:\Interstage\ODWIN\etc\inithost

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


[設定例]

#host             port
otshost           8002
irhost            8002

#:コメント行

otshost

データベース連携サービスが動作するホストのホスト名

8002

CORBAサービスと同一のポート番号

irhost

インタフェースリポジトリサーバのホスト名とCORBAサービスのポート番号(他ホストのインタフェースリポジトリなどを使用する場合)


注意

inithostに指定したホスト名は、以下のフォルダ配下のhostsファイルにも記載する必要があります。

%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts

(2) Classファイル/ライブラリの設定

データベース連携サービスのクライアントの作成/実行を行う場合は、開発環境で作成したスタブファイルおよびインクルードファイルに加え、データベース連携サービスが提供するClassファイルおよびライブラリが必要となります。詳細については、後述のClassファイル/ライブラリ一覧を参照してください。また、CORBAアプリケーションとして作成するために、CORBAサービスで提供されているライブラリなどは、「アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)」の「提供プログラム」-「CORBAサービスの提供プログラム」を参照してください。

クライアントで必要なClassファイルおよびライブラリは、以下の方法で取り出してください。


Windows(R)サーバ環境から取り出す場合

データベース連携サービスがインストールされているホストから、[エクスプローラ]の[ネットワークコンピュータ]などで取り出します。


Solaris/Linuxサーバ環境から取り出す場合

データベース連携サービスがインストールされているホストから、ftpなどを使用してクライアント環境に複写します。

\home\usr\libにライブラリを設定する場合

cd \home\usr\lib  <RETURN>
ftp otshost <RETURN>

Connected to otshost
ftp> cd /opt/FSUNots/pc/lib/JAVA <RETURN>
ftp> binary <RETURN>
ftp> get  otscurrent_java.dll <RETURN>
ftp> bye <RETURN>

cd \home\usr\lib  <RETURN>
ftp otshost <RETURN>

Connected to otshost
ftp> cd /opt/FJSVots/pc/lib/JAVA <RETURN>
ftp> binary <RETURN>
ftp> get  otscurrent_java.dll <RETURN>
ftp> bye <RETURN>

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。

otshost

データベース連携サービスが動作するホストのホスト名


(3) 環境変数の設定

環境変数PATH

環境変数PATHに、データベース連携サービスの取り出した以下のライブラリが格納されているディレクトリ名を設定します。


otscurrent_java.dll, otscurrent.dll

環境変数CLASSPATH

環境変数CLASSPATHに、以下の情報を設定します。

  • カレントデイレクトリ

  • otscurrent_java2.jarファイルの絶対パス

  • ODjava4.jarファイルの絶対パス


環境変数CLASSPATHに、「D:\ots\otscurrent_java2.jar」を設定する場合。

set CLASSPATH=%CLASSPATH%;D:\ots\otscurrent_java2.jar

■classファイル

classファイル名

使用用途

格納先

otscurrent_java2.jar

Java classファイル


C:\Interstage\ots\pc\lib\JAVA


/opt/FSUNots/pc/lib/JAVA


/opt/FJSVots/pc/lib/JAVA

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。


■クライアントライブラリ

ライブラリ名

使用用途

格納先

otscurrent.dll

言語共通マルチスレッド用ライブラリ


C:\Interstage\ots\pc\lib\C


/opt/FSUNots/pc/lib/C


/opt/FJSVots/pc/lib/C

otscurrent_java.dll

Java用ライブラリ


C:\Interstage\ots\pc\lib\JAVA


/opt/FSUNots/pc/lib/JAVA


/opt/FJSVots/pc/lib/JAVA

注)本製品のインストールパスがデフォルトの場合のパスです。