(1)C言語
Contextインタフェースは、C言語では、以下のIDLを元にAPIが提供されています。
module CORBA { typedef string Identifier; enum ORBStatus { OK, FAILED }; enum Flags{ ARG_IN, ARG_OUT, ARG_INOUT, OUT_LIST_MEMORY, IN_COPY_VALUE, INV_NO_RESPONSE, INV_TERM_ON_ERR, RESP_NO_WAIT, DEPENDENT_LIST, CTX_RESTRICT_SCOPE, CTX_DELETE_DESCENDENTS }; interface ORB { ... ORBStatus get_default_context( out Context ); ... }; interface Context { ORBStatus set_one_value( in Identifier prop_name, in string value ); ORBStatus set_values( in NVList values ); ORBStatus get_values( in Identifier start_scope, in Flags op_flags, in Identifier prop_name, out NVList values ); ORBStatus delete_values( in Identifier prop_name ); ORBStatus create_child( in Identifier ctx_name, out Context child_ctx ); ORBStatus delete( in Flags del_flags ); }; };
NVListについては、“12.2 NVListオブジェクト”を参照してください。
Contextインタフェースで提供しているAPI(C言語)の機能説明について、以下に示します。
インタフェース名 | メソッド名 | 機能説明 |
---|---|---|
ORB | get_default_context | デフォルトのコンテキストオブジェクトを取得します。 |
Context | set_one_value | プロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)を指定されたコンテキストに関連付けます。 |
set_values | NVListで指定された複数のプロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)の組合せをコンテキストに関連付けます。 | |
get_values | コンテキストに関連付けられた指定されたパラメタに関連した情報のリストを取得します。 | |
delete_values | プロパティ名、およびそれに関連付けられているデータ値のリストを削除します。 | |
create_child | childコンテキストを作成します。 | |
delete | コンテキストオブジェクトを削除します。 |
(2)C++言語・Java言語
Contextインタフェースは、C++言語/Java言語では、以下のIDLを元にAPIが提供されています。
module CORBA { typedef string Identifier; enum ORBStatus { OK, FAILED }; enum Flags{ ARG_IN, ARG_OUT, ARG_INOUT, OUT_LIST_MEMORY, IN_COPY_VALUE, INV_NO_RESPONSE, INV_TERM_ON_ERR, RESP_NO_WAIT, DEPENDENT_LIST, CTX_RESTRICT_SCOPE, CTX_DELETE_DESCENDENTS }; interface ORB { ... Status get_default_context( out Context ); ... }; interface Context { readonly attribute Identifier context_name; readonly attribute context parent; ORBStatus set_one_value( in Identifier prop_name, in any propvalue ); ORBStatus set_values( in NVList values ); ORBStatus get_values( in Identifier start_scope, in Flags op_flags, in Identifier pattern, out NVList values ); ORBStatus delete_values( in Identifier start_scope, in Flags op_name, in Identifier pattern, out NVList values ); ORBStatus create_child( in Identifier child_ctx_name, out Context child_ctx ); }; };
Contextインタフェースで提供しているAPI(C++言語)/Contextクラスで提供しているAPI(Java言語)の機能について、以下に示します。
インタフェース名/クラス名 | メソッド名 | 機能説明 |
---|---|---|
ORB | get_default_context | デフォルトのコンテキストオブジェクトを取得します。 |
Context | context_name | コンテキスト名を取得します。 |
parent | 親のコンテキストオブジェクトを取得します。 | |
set_one_value | プロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)を指定されたコンテキストに関連付けます。 | |
set_values | NVListで指定された複数のプロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)の組合せをコンテキストに関連付けます。 | |
get_values | コンテキストに関連付けられた指定されたパラメタに関連した情報のリストを取得します。 | |
delete_values | プロパティ名、およびそれに関連付けられているデータ値のリストを削除します。 | |
create_child | childコンテキストを作成します。 |
(3)COBOL
Contextインタフェースで提供しているAPI(COBOL)の機能について、以下に示します。
インタフェース名 | メソッド名 | 機能説明 |
---|---|---|
ORB | GET-DEFAULT-CONTEXT | デフォルトのコンテキストオブジェクトを取得します。 |
Context | SET-ONE-VALUE | プロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)を指定されたコンテキストに関連付けます。 |
SET-VALUES | NVListで指定された複数のプロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)の組合せをコンテキストに関連付けます。 | |
GET-VALUES | コンテキストに関連付けられた指定されたパラメタに関連した情報のリストを取得します。 | |
DELETE-VALUES | プロパティ名、およびそれに関連付けられているデータ値のリストを削除します。 | |
CREATE-CHILD | childコンテキストを作成します。 | |
DELETE | コンテキストオブジェクトを削除します。 |
(4)OOCOBOL
Contextインタフェースで提供しているAPI(OOCOBOL)の機能について、以下に示します。
インタフェース名 | メソッド名 | 機能説明 |
---|---|---|
ORB | GET_DEFAULT_CONTEXT | デフォルトのコンテキストオブジェクトを取得します。 |
Context | CONTEXT_NAME | コンテキスト名を取得します。 |
PARENT | 親のコンテキストオブジェクトを取得します。 | |
SET_ONE_VALUE | プロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)を指定されたコンテキストに関連付けます。 | |
SET_VALUES | NVListで指定された複数のプロパティ名とそのデータ値(ともに文字列)の組合せをコンテキストに関連付けます。 | |
GET_VALUES | コンテキストに関連付けられた指定されたパラメタに関連した情報のリストを取得します。 | |
DELETE_VALUES | プロパティ名、およびそれに関連付けられているデータ値のリストを削除します。 | |
CREATE_CHILD | childコンテキストを作成します。 |
注意
OOCOBOLは、使用できません。
OOCOBOLは、Windows(R)クライアントアプリケーションで使用できます。