バックスラッシュ(\)は、文字列表記のバインディング名内の予約された意味を持つ'/', '.', '\'をエスケープします。
ネームコンポーネントにスラッシュ'/'を含める場合、バックスラッシュ(\)をエスケープとして使用します。
例
文字列表記のバインディング名“a/x\/y\/z/b”は、“a”、“x/y/z”、“b”のネームコンポーネントで構成されていることを表します。
バックスラッシュエスケープ機構は、idとkindフィールドがドット(.)を含めるようにするためにも使用されます。
例
文字列表記のバインディング名“a\.b.c\.d/e.f”は、以下の構造体型のバインディング名を表します。
index | id | kind |
---|---|---|
0 | a.b | c.d |
1 | e | f |
エスケープ文字'\'をネームコンポーネント中に含めたい場合にも、バックスラッシュ(\)をエスケープ文字として使用します。
例
文字列表記のバインディング名“a/b\\/c”は、コンポーネント“a”、“b\”、“c”を含むバインディング名を表します。