ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
Interstage

9.4.2 文字列表記バインディング名のエスケープ機構

バックスラッシュ(\)は、文字列表記のバインディング名内の予約された意味を持つ'/', '.', '\'をエスケープします。


ネームコンポーネント区切り文字

ネームコンポーネントにスラッシュ'/'を含める場合、バックスラッシュ(\)をエスケープとして使用します。

文字列表記のバインディング名“a/x\/y\/z/b”は、“a”、“x/y/z”、“b”のネームコンポーネントで構成されていることを表します。

idとkindフィールド

バックスラッシュエスケープ機構は、idとkindフィールドがドット(.)を含めるようにするためにも使用されます。

文字列表記のバインディング名“a\.b.c\.d/e.f”は、以下の構造体型のバインディング名を表します。

index

id

kind

0

a.b

c.d

1

e

f

エスケープ文字

エスケープ文字'\'をネームコンポーネント中に含めたい場合にも、バックスラッシュ(\)をエスケープ文字として使用します。

文字列表記のバインディング名“a/b\\/c”は、コンポーネント“a”、“b\”、“c”を含むバインディング名を表します。