可変長データは、データをクライアントへ返却後、スケルトン中で自動的に解放します。そのため、解放したくないデータについては、どこか別の領域にそのデータを複写しておく必要があります。文字列(string)を例に説明します。
しかし、any、sequenceのような複雑な型の場合は、コピーする処理が複雑なため、リリースフラグを設定し、解放する/しないを設定できるようになっています。
リリースフラグの設定方法について以下に示します。
変数型 | 設定方法 |
---|---|
any | CORBA_any_set_releaseを使用。デフォルトは、CORBA_FALSE (注) |
sequence | CORBA_sequence_set_releaseを使用。デフォルトは、CORBA_FALSE (注) |
注) CORBA_TRUEの場合は、解放されます。CORBA_FALSEの場合は、解放されません。