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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
Interstage

1.5 CORBAアプリケーションの運用手順

CORBAアプリケーションをワークユニットで運用させる場合は、“7.2 CORBAワークユニット”を参照してください。ワークユニットでないCORBAアプリケーションを運用させる場合の運用手順を以下に示します。



(1)CORBAアプリケーションの作成

CORBAアプリケーションの作成については、“1.4 CORBAアプリケーションの開発手順”を参照してください。


(2)サーバアプリケーション情報のインプリメンテーションリポジトリへの登録

OD_impl_instコマンドを使用してインプリメンテーションリポジトリにサーバアプリケーション情報を登録します。OD_impl_instコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。


(3)CORBAアプリケーションの起動

業務運用を開始させるため、CORBAアプリケーションを起動します。

サーバアプリケーションの起動

インプリメンテーションリポジトリに登録されているサーバアプリケーションの起動タイプが「persistent」の場合は、作成したアプリケーションをコマンドラインやスクリプト/バッチなどにより起動してください。「persistent」以外の場合は、クライアントから要求があった時点で自動的に起動するため、ユーザのオペレーションは必要ありません。

クライアントアプリケーションの起動

作成したアプリケーションをコマンドラインやスクリプト/バッチなどにより起動してください。


(4)CORBAアプリケーションの停止

業務運用を終了させるため、起動中のCORBAアプリケーションを停止します。

サーバアプリケーションの停止

サーバアプリケーションを停止する場合は、以下の手順で停止してください。odcntlqueコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

odcntlque -d -que Impl-ID (サーバアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリID)
odcntlque -c Impl-ID
odcntlque -s Impl-ID

ポイント

上記を実行することで、サーバアプリケーション活性化時の動作モード(OD_impl_instコマンドの“mode”(定義ファイル)の指定)により、アプリケーションの状態は以下のように遷移します。

“mode=SYNC_END”の場合

サーバアプリケーション活性化メソッド(CORBA_BOA_impl_is_ready()など)が復帰し、任意の終了処理が実行可能です。プロセスを終了する場合は、exit関数を発行してください。

“mode=COMPATIBLE”の場合

サーバアプリケーションは、終了します。

クライアントアプリケーションの停止

クライアントアプリケーションの停止処理を行う場合は、exit関数を発行してください。