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Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
Interstage

4.2.1 ユーティリティワークユニットの起動

ユーティリティワークユニットの起動方法について説明します。


ポイント

  • ワークユニットに複数のアプリケーションが登録されている場合、および、プロセス多重度に2以上が設定されている場合、同一ワークユニットのプロセスは同時並行で起動されます。また、複数のワークユニットを同時並行で起動することもできます。

  • ユーティリティワークユニット起動では、プロセスの生成に成功した時点でコマンドが正常復帰します。アプリケーションの起動制御が成功したか失敗したかは判断できません。

  • ワークユニットのプロセスは、ワークユニット起動者の資格で動作します。そのため、ワークユニット起動者はワークユニット上のアプリケーションがアクセスする資源に対して、以下の権限を保持している必要があります。
    なお、ワークユニット起動者とは、isstartwuコマンドを実行したユーザです。

    • ワークユニット定義で指定したディレクトリおよびファイルを使用するために必要なアクセス権。

    • ワークユニット上のアプリケーションが使用する資源に対する利用権。

  • ワークユニットを起動するユーザ名は、以下の2つの条件を満たしている必要があります。

    • OSが許可した文字で構成されている。

    • 8バイト以内の文字列で構成されている。


4.2.1.1 Interstage Application Serverの起動に連動したワークユニットの自動起動

Interstage Application Server起動時にワークユニットを自動的に起動させることはできません。そのため、シェルプログラムで、Interstage Application Serverの起動コマンドの後に、ワークユニット起動コマンドを記述してください。マシン起動時に、Interstage Application Serverを自動起動し、ワークユニットも自動起動したい場合は、RCプロシジャに、ワークユニット起動コマンドを記述してください。


4.2.1.2 起動時間監視

ユーティリティワークユニット起動では、プロセスの生成に成功した時点でコマンドが正常復帰しますので、ワークユニットの起動完了までの待ち時間を指定する必要はありません。