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Interstage Studio クライアント運用パッケージ V10.0 インストールガイド
Interstage

付録C サイレントインストール

標準インストールやカスタムインストールを利用して本製品をインストールする場合、インストール先フォルダ名やインストールする機能などのインストーラに必要な情報を対話形式で入力する必要があります。
サイレントインストール機能では、インストール時に必要な情報をあらかじめ作成しておいた応答ファイルから読み込むことで、対話形式での情報入力を一切行わずにインストールを行います。

使用上の条件

注意

Windows Vista、Windows Server 2008またはWindows 7で実行する場合

管理者権限が必要であるため、管理者のコマンドプロンプトから実行してください。以下に管理者のコマンドプロンプトの起動方法を示します。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム](*)>[アクセサリ]>[コマンドプロンプト] を選択して右クリックします。

  2. コンテキストメニューから[管理者として実行]をクリックします。

  3. ユーザーアカウント制御のダイアログボックスが表示された場合は[続行]をクリックします。

    (*) クラシック[スタート]メニューの場合は、[プログラム]

サイレントインストールの手順

以下の手順でインストールします。

  1. 応答ファイルの作成

    サイレントインストールを実行するためには、インストールに必要な情報が記録された応答ファイルが必要です。インストーラを一度実際に対話形式で実行し、画面の入力情報を記録させます。
    応答ファイルを作成する場合、以下のパラメタでインストーラを起動してください。

    例) 応答ファイルをC:\tmp\setup.issに作成する場合

    (CD-ROMドライブ)\INST\Disk1\issetup.exe -r -f1C:\tmp\setup.iss

    上記コマンドを実行後、通常のインストール操作と同様にインストールを行ってください。
    インストール後、C:\tmpフォルダ配下にsetup.issという応答ファイルが作成されます。


  2. サイレントインストールの実行

    "1.応答ファイルの作成"で作成した応答ファイル(setup.iss)を、サイレントインストールを実行するマシン上の任意のフォルダに格納し、以下のパラメタでインストーラを起動し、サイレントインストールを行います。そのとき、インストール結果を保存するログファイルについても設定を行います。

    例) 応答ファイルをC:\tmp\setup.iss、ログファイルをC:\tmp\setup.logとする場合

    (CD-ROMドライブ)\INST\Disk1\issetup.exe -s -f1C:\tmp\setup.iss -f2C:\tmp\setup.log

    上記のコマンドは実行後、すぐ復帰しますが、インストール処理は実行されます。


  3. インストール結果の確認

    サイレントインストールが成功したかどうかを確認するために、ログファイルを開きます。

    ログファイルの[ResponseResult]セクションの"ResultCode"に結果コードが設定されています。以下に結果コードの意味を記載します。

    結果コード

    結果コードの意味

    0

    インストール成功

    -1

    一般的なエラー

    -2

    無効モード

    -3

    応答ファイルに必要なデータがない

    • すでにインストール済みである

    • インストールフォルダ名の誤り

    • ディスク容量不足

    • 排他ソフトウェアが存在

    • 異なるバージョン・レベル/エディションのインストーラを用いて作成した応答ファイルを指定した場合

    -4

    メモリ不足

    -5

    応答ファイルが見つからない

    -6

    応答ファイルに書き込めない

    -7

    ログファイルに書き込めない

    -8

    応答ファイルへのパスが無効である

    -9

    正当なリストタイプ(文字列または数値)でない

    -10

    データタイプが無効である

    -11

    不明なエラーが発生した

    -12

    ダイアログボックスの順序が違う

    -51

    指定されたフォルダを作成できない

    -52

    指定されたファイルまたはフォルダにアクセスできない

    -53

    無効なオプションが選択された

    結果コードの意味から対処方法が判断できない場合や、上記以外のコードの場合は、再度1.の手順からやり直してください。
    エラーを回避することができない場合は、通常の標準インストールまたはカスタムインストールでインストールを実施してください。

注意事項