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 Apcoordinator入門ガイド
Interstage

2.2.1 HelloApcoordinatorアプリケーションの各種ファイル

ここでは、HelloApcoordinatorアプリケーションの作成ウィザードによって作成されたファイルを見ていきます。

HelloApcoordinatorアプリケーションでは、大きく分けて7種類のファイルが生成されます。これら7種類16ファイルの概要は次の表のとおりです。

ファイル種別

ファイル名

内容

制御ページ

main.jsp

Apcoordinatorアプリケーションでは、クライアントからのリクエストを制御ページが受け取ります。そのため、アプリケーション内には必ず一つ以上の制御ページが必要です。

ファクトリクラスの拡張

HelloFactory.java
HelloApplication.java
HelloSession.java

ファクトリクラスを拡張することで、セション管理機能やDB連携機能を使用することができます。詳しくはApcoordinator ユーザーズガイドをご覧ください。

データBean

HelloHeadBean.java
HelloBodyBean.java

入出力ページとビジネスクラスの間のデータ受渡しを行うJavaBeans形式のクラスです。

ビジネスクラス

HelloHandler.java

ビジネスロジックを記述するJavaのクラスです。

入出力ページ

helloHeadPage.jsp
helloInputPage.jsp
helloOutputPage.jsp
helloError.jsp

入出力項目を持つJSPページを入出力ページと呼びます。一つの画面を複数の入出力ページで構成することができます。

関係定義ファイル

commands.map

pages.map

Apcoordinatorでは、アプリケーション内でビジネスクラス名やJSPファイル名を直接指定せずに、関係定義ファイルを用いて間接的に指定します。関係定義ファイルにはコマンドマップとページマップがあります。

その他

web.xml
ujiall.tld
hello.txt

Interstage Studioは上記のファイルの他に3つのファイルをプロジェクト内に作成します。
web.xmlファイルはWebアプリケーションの環境定義ファイルです。アプリケーションのパラメタや、タグライブラリの場所など、Webアプリケーションの環境を定義します。
ujiall.tldはUJIタグのタグライブラリデスクリプタファイルです。UJIタグとは、Apcoordinatorが提供しているJSP拡張タグのことです。
hello.txtはウィザードで生成された各種ファイルの説明が記述されています。

上記のファイルの中で重要なのは、入出力ページ、データBean、ビジネスクラスの3つです。これら3つのファイルによってWebアプリケーションの主な構成要素である 画面、データ、ロジックを分離して作成することが可能です。次節では、これら3つのファイルがアプリケーションとしてどのように動くのかを見ていきます。