ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server 使用上の注意
Interstage

2.17.4 Servletサービスの注意事項

Servletサービスの実行環境について

Servletサービスの実行環境はTomcat5.5.23をベースとしています。
Tomcat5.5.23とTomcat5.5.xの仕様の違いにより、Tomcat5.5.xで動作するServletもしくはJSPアプリケーションであっても動作しない場合があります。


Servletサービスのセション管理用クッキーについて

WebサーバがSSL環境で動作している場合には、セション管理用クッキーに自動的にSecure属性を付加します。
SSLアクセラレータを使用しておりWebサーバが非SSL(HTTP)で動作している場合にはSecure属性は自動的に付加しません。Secure属性を付加する方法については、「セキュリティシステム運用ガイド」の「Servletサービスにおける環境設定」を参照してください。
なお、クッキーによるセション管理はServletコンテナにより自動で行われます。アプリケーションでセション管理用クッキーの追加などの操作は行わないでください。セション継続やセキュリティ上の問題が発生する場合があります。


ServletサービスのJSPの更新反映について

配備済みのWebアプリケーションのJSPや、JSPから静的includeしているファイルを置き換えた場合、IJServerの再起動、モジュールの再活性、JSPのリロード機能により反映されますが、ファイルの日付が、前回JSPをコンパイルした日時より過去の場合は反映されません
以下のいずれかにより反映可能です。

コマンドの詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「ijscompilejsp」を参照してください。


「コンテキストの共有」機能について

「コンテキストの共有」機能を使用して他のWebアプリケーションにディスパッチを行い、かつセションを使用するアプリケーションでは、以下に注意してください。

JSPのリロード機能について

JSPのリロード機能を使用し「リクエスト時」を設定している場合、JSPで発生する例外(IOExceptionやRuntimeExceptionなど)がServletExceptionのサブクラスでラップされて呼び出し元(フィルタや、ディスパッチ元のサーブレットやJSP)に通知される場合があります。


Servletサービスのチャンク形式エンコーディングについて

Webサーバとして、Microsoft(R) Internet Information Servicesを利用する場合、Webアプリケーションに対してチャンク形式エンコーディングは適用できません。
Webブラウザなどのクライアントアプリケーションからリクエストメッセージを送信するには、Content-Lengthヘッダを指定するか、またはInterstage HTTP Serverを使用してください。


ロードバランサを使用しての負荷分散について

使用するロードバランサの設定に、一意性保証のキーワード重複チェックを行わない設定がある場合は、チェックを行わない設定にしてください。