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Interstage Application Server/Interstage Web Server 使用上の注意
Interstage

2.1.7 JIS X 0213:2004(通称JIS2004)規格について

Windows Vista、Windows Server 2008など一部のOSで、文字コード規格JIS2004に対応しています。以下で本製品のJIS2004に関する注意事項を、JIS2004で規格された4バイトで表現される文字(補助文字)を中心に説明します。


Interstage管理コンソールの注意事項

設定項目にJIS2004で追加された文字を指定した場合の動作について

日本語が入力可能な設定項目にJIS2004で追加された文字を入力した場合、入力した文字は数値文字参照の形式に変換されます。このため、変換された文字が数値文字参照の形式で設定されるか、またはエラーメッセージが出力されます。JIS2004で追加された文字は、使用しないでください。
なお、数値文字参照とは、JIS2004により新しく追加された文字のUNOCODEの10進数表記を「&#」および「;」で囲んだ表現の形式です。


ユーザ名/パスワードへのJIS2004で追加された文字の使用について

ユーザ名/パスワードには、JIS2004で追加された文字を含む文字列は指定できません。JIS2004で追加された文字を含まない文字列を認証用のユーザとして使用してください。
指定した場合は、ログイン認証時に、以下のエラーメッセージが出力されます。

最大入力文字数が指定された設定項目に補助文字を指定した場合の動作について

最大入力長の単位として文字数を使用している設定項目に補助文字を指定した場合、2文字としてカウントされます。そのため、補助文字を含んだ場合は、最大文字数より少ない文字数で最大文字長超過を示すポップアップが表示されることがあります。


アプリケーションに関する注意事項

CORBAアプリケーションについて

JIS2004で追加された文字を転送データとした場合、コード変換機能を使用することは可能ですが、変換先のコード系によっては未定義文字扱いとなるため、CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のundefined_char_conversionパラメタの設定に従って、以下のいずれかの現象が発生する場合があります。

なお、Interstage Charset Managerがインストールされているシステムでは、Interstage Charset Managerのコード変換機能を使用してコード変換を行います。そのため、JIS2004に対応していない(「UTF8_4」と「UTF16BE」のコード系をサポートしていない) Interstage Charset ManagerがインストールされているシステムでJIS2004で追加された文字に対してコード変換を行った場合、以下の現象が発生する場合があります。

Enterprise EditionStandard-J EditionIDL定義の注意事項

JIS2004で追加された文字を使用する場合、IDL定義のデータ型は以下とする必要があります。

  • Java言語の場合、文字列型(string)またはワイド文字列型(wstring)

  • Java言語以外の場合、文字列型(string)


Enterprise EditionStandard-J Editionフレームワークの注意事項

フレームワーク使用時の補助文字の注意事項は、「Apcoordinatorユーザーズガイド」の「JIS X 0213:2004(通称JIS2004)規格について」を参照してください。


Enterprise Editionマルチサーバ管理機能の注意事項

管理対象サーバのサイト追加時に指定するユーザ名/パスワードへ、JIS2004で追加になった文字を含む文字列を指定することはできません。