以下の手順で、マネージャーをインストールします。
本ソフトウェアのインストール時間は約7分です。
インストールする前に、「2.1.1 事前準備」が行われているか確認してください。
Windowsに管理者権限でログオンします。
マネージャーをインストールするシステムにログオンします。ローカルグループのAdministratorsグループに所属するユーザーでログオンしてください。
本製品の1枚目のCD-ROMをセットしたときに表示される以下の画面からインストーラを起動します。
画面に表示されている"マネージャー インストール"をクリックしてください。
図2.1 選択画面
参考
上記の画面が起動しない場合は、CD-ROMドライブ配下にある"RcSetup.exe"を起動してください。
本製品のセットアップ画面が表示されます。
使用許諾契約など画面の内容を確認し、<はい(Y)>ボタンをクリックしてください。
[インストール先フォルダの選択]画面が表示されます。
本製品のインストールフォルダー、および本製品で採取するシステムイメージやクローニングマスタを格納するイメージファイル格納フォルダーを指定します。
表示されているフォルダーから変更しない場合は、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。フォルダーを変更する場合は、変更したいフォルダーの<参照>ボタンをクリックし、フォルダーを変更したあと、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
注意
フォルダーを変更する際、以下に注意してください。
システムのインストールフォルダー(C:\など)を指定しないでください。
100文字以内の文字列を入力します。全角文字や以下の記号を含むフォルダー名は指定しないでください。
"""、"|"、":"、"*"、"?"、"/"、"."、"<"、">"、","、"%"、"&"、"^"、"="、"!"、";"、"#"、"'"、"+"、"["、"]"、"{"、"}"
Windows 2003 x64 EditionとWindows 2008 x64 Editionの場合、以下のフォルダー名は、インストールフォルダーとイメージ格納フォルダー名に指定できません。
"%SystemRoot%\System32\"
"Program Files"を含むフォルダー名(デフォルト"C:\Program Files (x86)"を除く)
クラスタシステムにインストールする場合、プライマリーノードとセカンダリノードのインストールフォルダーと、イメージファイル格納先フォルダーは同じフォルダーを指定してください。
フォルダー名の末尾の文字には半角スペースを指定しないでください。
[特権ユーザの作成]画面が表示されます。
本製品の特権ユーザーとして使用するユーザーアカウントの作成情報を入力します。
「2.1.1.2 必要な情報の収集と確認」の「本製品の特権ユーザーとするユーザーアカウント」で設計したユーザーアカウント名とパスワードを指定し、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
特権ユーザーのユーザーアカウント名を入力します。先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列を入力します。
大文字と小文字の区別はありません。
特権ユーザーのパスワードを入力します。半角英数字と記号で構成された16文字以内の文字列を入力します。なお、パスワードは省略できません。
パスワード確認のため、パスワードを再入力します。
注意
クラスタシステムにインストールする場合、ユーザーアカウント名とパスワードは、プライマリーノードとセカンダリノードで同じ文字列を指定してください。
[管理LANの選択]画面が表示されます。
管理サーバの管理LANとして使用するネットワークを選択し、「2.1.1.1 ソフトウェアの準備と確認」で事前に用意したMicrosoft LAN Managerモジュールの配置場所を指定して、<次へ (N)>>ボタンをクリックしてください。
注意
使用するネットワークのNICは、必ず有効にしてください。
また、管理サーバが複数のネットワークに接続している場合は、管理対象サーバと直接通信できる同一サブネットのネットワークを選択してください。
[ファイル コピーの開始]画面が表示されます。
画面に表示されている内容に誤りがないことを確認し、<インストール (N)>>ボタンをクリックしてください。
ファイルのコピー処理が開始されます。
内容を変更する場合は、<<戻る(B)>ボタンをクリックしてください。
本製品のセットアップ完了画面が表示されます。
新規インストールの場合、"はい、今すぐコンピュータを再起動します。"を選択し、<完了>ボタンをクリックして、Windowsを再起動してください。
アンインストールした環境へ再インストールする場合、"いいえ、後でコンピュータを再起動します。"を選択し、<完了>ボタンをクリックします。そのあと、退避された証明書を元の場所に格納し、Windowsを再起動してください。
証明書の退避については、「3.1 マネージャーのアンインストール」を参照してください。
注意
インストール失敗時の対処
システム異常やシステムダウンなどの処理異常や実行条件の誤りによるエラー、およびユーザーによる処理中断(キャンセル)が原因でインストール処理が中断された場合、原因を取り除いたあと、以下の対処を行ってください。
Windowsのコントロール パネルで"プログラムの追加と削除"を開き、"ServerView Resource Coordinator VE Manager"が表示されている場合は、アンインストールしたあとに、再インストールします。
アンインストールについては、「3.1 マネージャーのアンインストール」を参照してください。
参考
Windows Server 2008の場合は、Windowsのコントロール パネルで"プログラムと機能"を開いてください。
"ServerView Resource Coordinator VE Manager"が表示されていない場合は、再インストールします。
本製品の使用ポートに対するファイアーウォール設定の無効化
ファイアーウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャーとエージェント間の通信が問題なく行われるように、使用するポート番号のファイアーウォールを無効に設定してください。
本製品と必須ソフトウェアが使用するポート番号については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」を参照してください。
なお、本製品のインストール時に、servicesファイルを編集してポート番号の変更を行った場合は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」に記載されている本製品のデフォルトのポート番号を、インストールの際に変更したポート番号に読み替えてください。