抽出制御プロセスを起動したときに発生するトラブル、および対処方法について説明します。
抽出制御プロセスを起動すると以下のメッセージを出力して異常終了する。
shnde: ERROR: 10010: There is an error with one of the values specified in execution parameters in the environment file. Execution parameter = DECell; Environment file = requestor.
抽出制御動作環境定義ファイルの「DECell」パラメタを確認し、データ抽出セル名として使用できない文字が含まれていないか確認してください。
定義されているデータ抽出セル名に使用できない文字が含まれていた場合、抽出制御プロセスを起動することができません。
抽出制御動作環境定義ファイルの"DECell"パラメタを確認し、データ抽出セル名を修正してください。
セル名の修正後、dereqstartコマンドを使って抽出制御プロセスを起動しなおしてください。
参照
データ抽出セル名に使用できる文字については“導入ガイド”の“抽出制御動作環境定義ファイルの実行パラメタの意味”を参照してください。
抽出制御プロセスを起動すると以下のメッセージを出力して異常終了する。
shnde: ERROR: 12017: Invalid value specified in execution parameter of Requestor configuration parameter file. Execution parameter = OutFolder. (Requestor)
抽出制御動作環境定義ファイルの"OutFolder"パラメタに指定されているディレクトリが存在するか確認してください。
1つでも存在しないディレクトリが指定されている場合、本現象が発生します。
抽出制御プロセスは起動時に抽出制御動作環境定義ファイルの"OutFolder"パラメタに指定されているディレクトリが存在するかの確認を行います。
指定したディレクトリが存在しない場合、抽出制御プロセスを起動することができません。
抽出制御動作環境定義ファイルの"OutFolder"パラメタを確認し、抽出結果中間ファイルの出力先ディレクトリを修正してください。
動作環境定義ファイルの修正後、dereqstartコマンドを使って抽出制御プロセスを起動しなおしてください。
ポイント
抽出制御動作環境定義ファイルのOutFolderには、以下のプロセスが同じパス名でアクセスできる共用ディレクトリを指定してください。
抽出制御プロセス
データ抽出セル
抽出コマンド(dfbselect)
API連携機能を使用する業務アプリケーション
参照
抽出制御動作環境定義ファイルのパラメタについては“導入ガイド”の“抽出制御動作環境定義ファイルのパラメタ”を参照してください。