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Interstage Information Storage コマンドリファレンス
Interstage

2.50 sfcgetconf

名前

sfcgetconf - 管理パーティションのバックアップ


形式1

sfcgetconf backupfile

形式2

sfcgetconf -a backupfile

形式3

sfcgetconf -i fsid [ -i fsid ]... backupfile

形式4

sfcgetconf -d device [ -d device ]... backupfile

機能説明

sfcgetconf は、以下の内容を backupfile に出力します。

-a オプション指定時には sfcfsrm.conf の内容を出力します。


出力されるバックアップファイルには、sh(1) シェルスクリプト形式でsfcadm(8)実行手順が記されます。

管理パーティションの復旧は、sfcsetup(8)で管理パーティションを初期化した後、sfcgetconf が出力したスクリプトを実行します。


オプション

以下のオプションが指定できます。

-a

sfcfsrm.conf の内容をバックアップファイルの冒頭にコメントアウトした形で出力します。(-a オプション非指定時の出力も続けて出力されます。)


-i fsid

このオプションが指定された場合 (すべてのファイルシステムに関してではなく)、指定された fsid 値に対応するファイルシステムに関する情報と、そのファイルシステムに関する管理パーティション内の情報を再構成するためのsfcadm(8)実行手順だけ出力します。


-d device

ファイルシステムを構成するパーティションのブロック特殊ファイルのパス名を指定します。このオプションが指定された場合(すべてのファイルシステムに関してではなく)、指定されたデバイスに対応するファイルシステムに関する情報と、そのファイルシステムに関する管理パーティション内情報を再構成するためのsfcadm(8)実行手順だけ出力します。


backupfile

出力先ファイル名を指定します。すでに出力先にファイルが存在している場合は、バックアップは行われません。


使用例

すべてのファイルシステムに関する設定のバックアップをファイル sfccfg.bkup.1 に出力する場合

sfcgetconf sfccfg.bkup.1 <Enter>

sfcfsrm.conf の内容をバックアップファイルの先頭に付記し、すべてのファイルシステムに関するバックアップをファイル sfccfg.bkup.2 に出力する場合

sfcgetconf -a sfccfg.bkup.2 <Enter>

fsid 値 1, 2 に対応するファイルシステムに関するバックアップを sfccfg.bkup.3 に出力する場合

sfcgetconf -i 1 -i 2 sfccfg.bkup.3 <Enter>

/dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 に対応するファイルシステムに関する設定のバックアップを sfccfg.bkup.4 に出力する場合

sfcgetconf -d /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 sfccfg.bkup.4 <Enter>

関連ファイル


/var/opt/FJSVdss/sfcfsrm.conf

sfcfrmd デーモンの環境ファイル


関連項目


sfcadm(8), sfcsetup(8)


注意事項