名前
形式
sfcfrmstart [ -f ]
機能説明
sfcfrmstart は、DSS サーバでの sfcfrmd デーモンの起動処理を行います。
スーパーユーザーだけが sfcfrmd デーモンの起動処理を行うことができます。
オプション
以下のオプションが指定できます。
クラスタ整合状態が保証されるまで起動が保留されている sfcfrmd デーモンを強制起動します。
sfcfrmd デーモンの起動が保留されていることは、メッセージ“WARNING: sfcfsrm:5001: Starting the sfcfrmd daemon was suspended because quorum does not exist”が出力されていることで確認できます。
使用例
例1
sfcfrmd デーモンが停止している状態で sfcfrmd デーモンを起動します。
sfcfrmstart <Enter>
例2
sfcfrmd デーモンの起動が保留されている状態で sfcfrmd デーモンを強制起動します。
sfcfrmstart -f <Enter>
関連ファイル
/var/opt/FJSVdss/sfcfsrm.conf
sfcfrmd デーモンの環境ファイル
関連項目
sfcfrmstop(8), sfcsetup(8)
PRIMECLUSTER Cluster Foundation のオンラインマニュアルの cftool(1M).
注意事項
本コマンドは、スーパーユーザーだけ実行可能です。
sfcfrmstart を使用する際は、実行ノードがマルチユーザーモードで運用している必要があります。シングルユーザーモードでは、使用できません。
sfcfrmstart を同一ノード内で、複数同時に実行することはできません。
sfcfrmstart と sfcfrmstop(8) を同一ノード内で、同時に実行することはできません。
DSS サーバを冗長化している環境で、-f オプションを指定して sfcfrmd デーモンを強制起動する場合は、すべてのDSSサーバで cftool -n を実行し、クラスタパーティションが発生していないことを事前に確認してください。クラスタパーティションが発生している状態で、sfcfrmd デーモンの強制起動を行うと DSS ファイルシステムのデータの不整合が生じる場合があります。