名前
形式
dccunlock mode={ vf | cf }
cat_name=カテゴリ名
exc_num=排他獲得番号
exc_date=排他獲得日時
機能説明
ロード処理中に、「ロード機能プロセスのダウン」などの予期しないトラブルが発生し、蓄積データファイルが“作成中状態”となった場合、本コマンドで蓄積データファイルの管理状態を参照、作成中状態を解除します。
参照
蓄積データファイルの管理状態については、“解説書”の“蓄積データファイル管理状態の操作”を参照してください。
パラメタ
蓄積データファイルの状態指定の処理モードです。
以下のいずれかを指定します。
vf:蓄積データファイルの管理状態の参照
cf:蓄積データファイルの作成中状態の解除
対象となるカテゴリ名を指定します。
対象となる排他獲得番号を指定します。
ロードコマンドが管理レコードを登録する時に資源管理から排他獲得番号が払い出されます。払い出された排他獲得番号は資源管理ログファイルにメッセージID"dcr04021-i"のログとして出力されます。
対象となる排他獲得日時を指定します。
ロードコマンドが管理レコードを登録する時に資源管理から排他獲得日時が払い出されます。払い出された排他獲得日時は資源管理ログファイルにメッセージID"dcr04021-i"のログとして出力されます。
使用例
例1
蓄積データファイルの管理状態を参照します。
dccunlock mode=vf cat_name=CATA exc_num=1234 exc_date=2008/12/10/11:34:31.410
例2
蓄積データファイル作成中状態を解除します。
dccunlock mode=cf cat_name=CATA exc_num=1234 exc_date=2008/12/10/11:34:31.410
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
01,11,23,44,55 : 正常終了
59,99 : 異常終了
注意事項
本コマンドは、スーパーユーザーだけ実行可能です。
本コマンドは、トラブルの原因を取り除いた後に実行してください。
表示項目の見出しと意味
蓄積データファイルの管理状態参照の表示例
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcx00122-i: プログラムを開始します。(dccunlock) カテゴリ名 : CATA (1)
排他獲得番号 : 1234 (2)
排他獲得日時 : 2008/12/10/11:34:31.410 (3)
作成状態 : 作成中 (4)
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcc09200-i: コマンドが終了しました。(dccunlock 終了コード=1)
カテゴリ名
データロード時に、処理ごとに付与される管理番号
排他を獲得した時間
管理レコードの状態
・作成中
・解除済
・作成済
・削除済
・無効レコード
・対象レコード無し
・作成中(異常が混在)
蓄積データファイル作成中状態解除の表示例
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcx00122-i: プログラムを開始します。(dccunlock) カテゴリ名 : CATA (1)
排他獲得番号 : 1234 (2)
排他獲得日時 : 2008/12/10/11:34:31.410 (3)
解除状態 : 解除しました (4)
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcc09200-i: コマンドが終了しました。(dccunlock 終了コード=1)
カテゴリ名
データロード時に、処理ごとに付与される管理番号
排他を獲得した時間
管理レコードの解除状態
・対象レコード無し
・対象レコードの状態が矛盾する
・解除しました
・すでに解除済
・ロード成立済
・対象が削除済
・対象が無効レコード