抽出機能とは、Interstage Information Storageに格納されている大量データの中から業務に応じた目的のデータだけを抽出する機能です。
抽出機能には、以下があります。
抽出依頼(インターフェース)
抽出コマンド機能
あらかじめ抽出条件を指定した「抽出プロパティファイル」を使用して、抽出コマンドで抽出制御サーバにデータの抽出を依頼します。定型処理に向いています。
API連携機能
アプリケーション経由で抽出制御機能にデータの抽出を依頼します。
画面からそのつど条件を指定したり、抽出結果を基にさらにデータを絞り込んだりする、非定型の条件指定に向いています。
API連携・抽出コマンド機能からの依頼を受けて、複数の蓄積データファイルの抽出処理を並列に実行し、高速にデータを抽出します。
抽出機能は、API連携・抽出コマンドから、抽出依頼を受け付けます。抽出依頼には、抽出条件を指定します。
抽出制御機能は、資源管理機能を利用し、指定された抽出条件から抽出対象ファイルを特定します。資源管理機能により特定された抽出対象ファイルに対して、ファイルごとに抽出処理の制御を行います。
抽出したデータに紐付いた蓄積添付ファイルが存在する場合、蓄積添付ファイル名を指定して取り出すことができます。ただし、蓄積添付ファイルを取り出せるのは、API連携機能だけです。抽出コマンド機能では取り出せません。
参照
資源管理機能については、“3.4 資源管理機能の説明”を参照してください。
API連携機能については、“アプリケーション開発ガイド”の“API連携機能の概要”を参照してください。