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Interstage Information Storage 解説書
Interstage

2.3 入力添付ファイルの形式

入力添付ファイルとは、1つの入力データファイルに紐付いた1つ以上のファイルのことです。
Interstage Information Storageでは、入力データファイルに紐付いたExcel、Wordといった文書や画像データなど、複数の入力添付ファイルを格納できます。1つの入力データファイルに紐付いた複数の入力添付ファイルは、アーカイブ化して1つの蓄積添付ファイルとして格納します。

ポイント

アーカイブとは、複数のファイルを1つのファイルにまとめることです。
蓄積添付ファイルの格納時には、以下の選択ができます。

  • アーカイブして、さらに圧縮して格納する

  • アーカイブして格納する

入力データを準備する際は、入力データファイルと入力添付ファイルの関係を、それぞれのファイルに設定しておく必要はありません。しかし、以下図のように入力データファイルのレコードに、入力添付ファイル名を入れておくと、入力データファイルと入力添付ファイルの対応が取りやすくなります。

例えば、入力データファイルとして「従業員管理のデータ」がある場合、そのデータに紐付いたファイルとして、従業員の顔写真データを管理したい場合があります。
入力データファイルと入力添付ファイルの関係を以下に示します。


入力添付ファイルは、主となる入力データファイルと一緒にロード機能を使って格納します。入力添付ファイルだけを格納することはできません。
蓄積添付ファイルの取出しには、API連携機能を使って主となる蓄積データファイルのデータを取り出してから、目的の蓄積添付ファイルを取り出します。蓄積添付ファイルのデータは、抽出条件に指定できません。

例えば、従業員番号が「1998で始まる」社員の顔写真データを取り出す場合の手順を以下に示します。

  1. 蓄積データファイルの抽出条件式に「1998」を前方一致指定して、蓄積データファイルのデータを取り出します。

  2. 抽出結果のデータから、蓄積添付ファイルのファイル名である、顔社員データの値("pict1"の値)を確認します。

  3. 取り出したい蓄積添付ファイル名(199801.jpg)を指定して、目的の蓄積添付ファイルのデータを1件ずつ取り出します。