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Interstage Information Storage 解説書
Interstage

2.1 データの管理単位

Interstage Information Storageは、ロード機能によって、入力データファイルを蓄積データファイルとして格納し、入力添付ファイルもある場合は、蓄積添付ファイルとして格納し、管理レコード(ファイル名,所在,有効期間、入力添付ファイルの有無、入力添付ファイル名など)を資源管理に登録して、管理します。
資源管理に登録された蓄積データファイルおよび蓄積添付ファイルは、カテゴリごとに管理されます。カテゴリとは、登録データの利用方法や運用方法に合わせて、利用者が設定するデータの管理単位です。

業務システムでは、「商品取引のデータ」、「商品取引処理上のアクセスログ」、「従業員管理のデータ」など、様々なデータが発生します。これらのデータは、保有項目や利用用途はもちろんのこと、データのライフサイクルなどにより運用方法も異なることが考えられます。このような異種・異質なデータを、ひとくくりで混在管理してしまうと、データの運用が困難なものになります。

Interstage Information Storageのデータ管理単位である、カテゴリを使用することによって、利用者の業務形態に合わせた運用が可能となります。

利用者は、Interstage Information Storageを使用するにあたり、事前にInterstage Information Storageにカテゴリを定義します。データの格納や抽出を行う際は、利用者が定義したカテゴリ名を指定して、カテゴリごとに行います。

図2.1 データの管理単位

注意

Interstage Information Storageでは、格納や抽出は1つのカテゴリに対してだけ、実施します。複数カテゴリにまたがった格納、抽出は行えません。


カテゴリごとに定義する主な項目を以下に示します。

参照

カテゴリごとに定義する主な項目については、“運用ガイド”の“カテゴリ定義機能の概要”を参照してください。