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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.2 運用手引書

5.5 運用

Suspend/Resume機能を使用して同期型高速バックアップを行うには、同期処理開始後、等価性維持状態に達したら、9.2.2.1 swstbackup(バックアップ実行コマンド)をサスペンド指定で実行し、同期処理を一時停止(Suspend)します。その後、世代溢れや履歴情報削除の実行によって履歴が削除されると、バックアップボリュームは履歴のないサスペンド状態になります。このとき、新たに同期処理を開始すると、履歴のないサスペンド状態のバックアップボリュームが優先的に選択され、差分コピーが開始されます。前回サスペンド時からの変更データのみをコピーするため、高速に等価性維持状態に達することができます。

なお、Suspend/Resume機能を使用した同期型高速バックアップは、GUIクライアントによる操作が可能です。詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「同期型高速バックアップの実行」を参照してください。

Suspend/Resume機能を使用した同期型高速バックアップ運用の流れを以下に示します。

図5.3 Suspend/Resume機能を使用した同期型高速バックアップ運用