Web-Based Admin View の認証に関する動作環境変数について以下に説明します。
属性 | 動作環境変数 | 設定値 | 意味 |
---|---|---|---|
sys | login-retry | nnn(正数値) 0:抑止無し 未設定:5回 | ログイン時のユーザ認証で、連続して失敗することが許される回数[回]。 設定回数以上失敗した場合、login-inhibit-timeの時間、失敗したクライアントからのログインを抑止する。 |
sys | login-inhibit-time | nnn(正数値) 未設定:30分 最小値:10分 | ログインの抑止時間[分]。 |
ポイント
認証に関する動作環境変数は、インストール時には設定されていません。このため初期値は未設定です。
◆設定手順
認証に関する動作環境変数について設定する場合には、以下の手順で行ってください。
Web-Based Admin View の停止
"6.1 停止"を参照し、全ての管理サーバおよび監視のノードのWeb-Based Admin Viewを停止します。
認証に関する動作環境変数の設定
動作環境設定コマンド(wvSetparam)を使って、全ての管理サーバおよび監視ノード上で実行してください。
# cd /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin
# ./wvSetparam -add <属性> <動作環境変数> <設定値>
<属性>:<動作環境変数> <設定値>
コマンドを実行すると、設定された情報が表示されますので、正しく設定されているかの確認を行ってください。
使用例:
# ./wvSetparam -add sys login-retry 10
sys:login-retry 10
# ./wvSetparam -add sys login-inhibit-time 20
sys:login-inhibit-time 20
Web-Based Admin Viewの再起動
設定を有効にするために、手順1.で設定を行った全ての管理サーバおよび監視ノードを再起動してください。
再起動方法に関しては、"6.2 再起動"を参照してください。