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Interstage Application Development Cycle Manager V10.2 インストールガイド
Interstage

2.4.2 インストール

環境によってはインストールウィザードの画面に文字を入力できない場合があります。その場合、システムの入力メソッドを無効にすることで問題を回避できます。システムの入力メソッドを無効にする手順の例は以下のとおりです。

  1. 以下のコマンドを実行します。

    # im-chooser
  2. 起動した「入力メソッド設定ツール」で[入力メソッドを使わない]設定に変更します。

  3. [ログアウト]ボタンを押して設定の変更を反映します。

  4. ログインをします。

インストールウィザードの途中で文字を入力できなくなった場合は、いったんインストーラをキャンセルして、システムの入力メソッドを無効にしたうえで再度インストーラを実行してください。


インストールは、以下の手順で行います。


  1. 以下のラベルのCD-ROMをコンピュータのCD-ROM装置にセットし、マウントします。

    “Interstage Application Development Cycle Manager Enterprise Edition メディアパック V10.2.0 サーバパッケージ”


  2. 以下のコマンドを実行します。

    Red Hat Enterprise Linux 5の環境にインストールする場合

    # cd /<CDマウント先ディレクトリ>/setup/linux5
    # ./install_ja.sh 

    Red Hat Enterprise Linux 6の環境にインストールする場合

    # cd /<CDマウント先ディレクトリ>/setup/linux6
    # ./install_ja.sh

  3. 以下のように表示されますので、インストール先ディレクトリを入力します。デフォルト設定のままインストールする場合、何も入力せずにEnterキーを押します。

    Interstage ADM 10.2.0 サーバ機能のインストール中
    
    インストールディレクトリ(デフォルト:/opt):

    ディレクトリ名に利用できる文字は、半角英数字、"-"、"_"のみです。その他の文字は指定できません。


  4. インストールウィザードが開始され、以下の画面が表示されます。


  5. [次へ]をクリックすると、以下の画面が表示されます。

    [標準]または[カスタム]を選択して[次へ]をクリックします

    次のような場合、[カスタム]を選択します。

    ・Enablerサーバのデータストア、属性ファイルおよびバックアップを格納するディレクトリを変更したい場合

    ・Enablerサーバのポート番号を変更したい場合(ただし、既存のアプリケーションデータディレクトリを指定した場合は以前のポート番号がそのまま使用されます。)

    ・Interstage Application Development Cycle Managerのシステムユーザー(asmuser)のパスワードを変更したい場合


  6. 以下の画面が表示されます。アプリケーションデータの格納先を変更する場合は、[変更]ボタンをクリックし、ディレクトリを指定します。

    ディレクトリ名に利用できる文字は、半角英数字、"-"、"_"のみです。その他の文字は指定できません。


  7. セットアップタイプとして[カスタム]を選択した場合、[次へ]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
    Enablerサーバのデータストア、属性ファイルおよびバックアップを格納するディレクトリを指定してください。

    ディレクトリ名に利用できる文字は、半角英数字、"-"、"_"のみです。その他の文字は指定できません。


  8. セットアップタイプとして[カスタム]を選択した場合、[次へ]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
    Enablerサーバのポートを指定してください。

    手順6で既存のリポジトリデータを含むアプリケーションデータディレクトリを指定した場合は、本画面は表示されません。


  9. セットアップタイプとして[カスタム]を選択した場合、[次へ]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
    Interstage Application Development Cycle Manager のシステムユーザー(asmuser)のパスワードを指定します。

    パスワードは、半角英数字および記号("!"、 """、 "#"、 "$"、 "%"、 "&"、 "'"、 "("、 ")"、 "*"、 "+"、 ","、 "-"、 "."、 "/"、 ":"、 ";"、 "<"、 "="、 ">"、 "?"、 "@"、 "["、 "\"、 "]"、 "^"、 "_"、 "`"、 "{"、 "|"、 "}"、 "~")を32文字以内で指定してください。


  10. [次へ]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
    Interstage BPMの管理者ユーザー名およびパスワードを指定します。

    パスワードは、半角英数字および記号("!"、 """、 "#"、 "$"、 "%"、 "&"、 "'"、 "("、 ")"、 "*"、 "+"、 ","、 "-"、 "."、 "/"、 ":"、 ";"、 "<"、 "="、 ">"、 "?"、 "@"、 "["、 "\"、 "]"、 "^"、 "_"、 "`"、 "{"、 "|"、 "}"、 "~")を32文字以内で指定してください。


  11. [次へ]をクリックすると、以下のどちらかの画面が表示されます。「fujitsu-ibpm-engine-ejb_jar_client.jar」ファイルを指定します。

    Interstage BPMサーバがInterstage Application Serverに配備済みの場合


    Interstage BPMサーバがInterstage Application Serverに配備されていない場合

    • 「fujitsu-ibpm-engine-ejb_jar_client.jar」ファイルは、Interstage BPMサーバを配備したディレクトリの配下にあります。リストから該当するファイルを選択するか、ディレクトリを選択します。


  12. [次へ]をクリックすると、以下の画面が表示される場合があります。

    この画面は、以下のいずれかの場合に表示されます。

    • Interstage BPMサーバがデフォルト以外のディレクトリにインストールされている

    • Interstage BPMサーバがシステムにインストールされていない

    • Interstage BPMサーバがInterstage Application Serverに配備されていない

    Interstage BPMサーバのインストールディレクトリを指定してください。


    • クライアント環境設定ファイル「iFlowClient.properties」の利用可能なサンプルは、デフォルトでは<Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/client配下にあります。

    • 「iFlow.jar」ファイルは、<Interstage BPMサーバインストールディレクトリ>/client/libにあります。


  13. [次へ]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
    [インストール]ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。


  14. インストールが終了すると、以下の画面が表示されます。[完了]ボタンをクリックして、画面を閉じてください。


  15. システムをリブートします。

    # cd /
    # shutdown -r now

システムの入力メソッドを無効にしていた場合は、システムをリブートする前に設定を元に戻します。