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Systemwalker Runbook Automation V14g リファレンスガイド
Systemwalker

3.10.1 ハードウェアの異常を確認する

機能説明

IPMIを利用して、指定したハードウェアのセンサー情報からハードウェアの異常を確認します。

オプション

基本オプション

(1) ipmiipaddress

サーバのIPMIに設定されているIPアドレスです。

サーバのIPMIに設定されているIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

IPアドレスの文字列の上限は、1024文字です。1024文字より大きい場合、引数エラーとなります。

(2) ipmiusername

サーバのIPMIに設定されているユーザー名です。

サーバのIPMIに設定されているユーザー名を省略した場合、引数エラーとなります。

ユーザー名の文字列の上限は、1024文字です。1024文字より大きい場合、引数エラーとなります。

(3) ipmipassword

サーバのIPMIに設定されているユーザーのパスワードです。

サーバのIPMIに設定されているユーザーのパスワードを省略した場合、引数エラーとなります。

パスワードの文字列の上限は、1024文字です。1024文字より大きい場合、引数エラーとなります。

拡張オプション

(1) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。

完了待ち合わせ時間を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(2) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。

起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

起動リトライ回数を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(3) retry_interval

運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。

(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300

リトライ間隔を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”の“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

復帰値

復帰値

意味

0

ハードウェアの異常確認に成功しました。異常はありません。

1

ハードウェアの異常確認に成功しました。異常を検出しました。または、すべてのセンサーから情報を取得できませんでした。

2

ハードウェアの異常確認に成功しました。異常を検出しませんでしたが、一部のセンサーから情報を取得できませんでした。

161

ハードウェアの異常確認に失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

197

オプションの内容に誤りがありました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品を実行するための設定に問題があります。

203

運用操作部品を正常に実行できませんでした。管理サーバの環境に問題があります。

204

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品実行定義ファイルに問題があります。

205

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力パラメーター指定に問題があります。

206

運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力パラメーター指定に問題があります。

207

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。

標準出力/標準エラー出力

標準出力には、取得したセンサー情報の一覧が以下の形式で出力されます。

<センサー名>  |  <現在の状態>  |  <閾値越えの判定結果>

【出力例】

CPU Fan 1        | 5709.72 RPM       | ok
CPU Fan 2        | 5709.72 RPM       | ok
System 5V        | 4.91 Volts        | ok
System 3.3V      | 3.29 Volts        | ok
CPU0 Dmn 0 Temp  | 48 degrees C      | ok

ハードウェアの異常の確認に失敗した場合、エラー内容を文字列として標準エラー出力します。

注意事項