外部で発生したイベントにより自動的に起動される自動運用プロセスの作成手順を以下に示します。
ここでは、外部で発生したイベントを契機に送信されたXMLデータのRBAEvent/msgID要素の値が"msg0001"の場合に自動運用プロセスが起動するようにします。
なお、XMLデータはイベント通知コマンドがイベント監視ツールから実行されることを契機に送信されます。
送信されるXMLデータのフォーマットについては、以下のXMLスキーマを参照してください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <xsd:schema xmlns:xsd=http://www.w3.org/2001/XMLSchema targetNamespace=http://www.fujitsu.com/2007/systemwalker/itpm xmlns:itpm=http://www.fujitsu.com/2007/systemwalker/itpm attributeFormDefault="unqualified" elementFormDefault="qualified"> <xsd:element name="RBAEvent"> <xsd:sequence> <xsd:element name="msgID" type="xsd:string" /> <xsd:element name="HostName" type="xsd:string" /> <xsd:element name="MessageKey" type="xsd:string" /> <xsd:element name="ApplicationName" type="xsd:string" /> <xsd:element name="Comment" type="xsd:string" /> </xsd:sequence> </xsd:element> </xsd:schema> |
プロセス定義エディタの[プロパティ]-[トリガ]タブを選択します。
[追加]ボタンをクリックします。
[トリガの詳細]セクションの[一般]タブを選択し、[有効化する]チェックボックスにチェックをつけます。
[トリガの詳細]セクションの[イベント]タブを選択し、以下の設定を行います。
タイプ: XMLスキーマ
XMLスキーマURL: http://[管理サーバのIPアドレスまたはホスト名]/notifyevent/notifyevent.xsd
[取得]ボタンをクリックします。
自動運用プロセスの起動条件となる[イベントフィルタ]を設定するため、[A+B]ボタンをクリックします。[式の作成]ダイアログが表示されます。
[関数]コンボボックスから、"eventData.getXMLData"を選択し、[追加]ボタンをクリックします。[関数の作成]ダイアログが表示されます。
[XPATH]フィールドに以下のXPathを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
XPATH: "RBAEvent/msgID/text()"
[オペレータ]から条件を評価する不等号をクリックします。(ここでは、"=="を指定しています)
[リテラル]フィールドに条件を入力し、[追加]ボタンをクリックします。(ここでは、"msg0001"を指定しています)
条件に、以下の文字を使用する場合は、「\」を使用しエスケープシーケンスを行ってください。
\、"、'
[検証]ボタンをクリックし、式の内容を検証します。
[了解]ボタンをクリックします。
[式の作成]ダイアログで、[OK]ボタンをクリックします。
[イベントフィルタ]フィールドに作成したイベントフィルタの内容が表示されます。
ポイント
イベントフィルタには、自動運用プロセス定義の起動条件を指定します。
起動条件は、イベント通知コマンドにより送られる以下の項目が使用できます。
メッセージID
ホスト名
コメント
これらの項目の値の評価結果を起動条件とすることができます。