Systemwalker Runbook Automationの運用を設計します。
“Systemwalker Runbook Automation 解説書”を参考に、Systemwalker Runbook Automationの運用に必要なプロセス管理用のデータベースを見積もり、十分なサイズのファイルシステムを用意します。
準備したファイルシステムがOSにマウントされてない場合には、ファイルシステムをOS上にマウントします。マウントの方法については、OSのマニュアルを参照してください。
プロセス管理用のデータベースを格納するディレクトリを決定します。2.で準備したファイルシステム上のディレクトリとなるように決定してください。
ディレクトリに対してアクセス権限を付与します。
事前にプロセス管理用のデータベースを格納するディレクトリを作成する必要はありませんが(指定したディレクトリが存在しない場合、セットアップコマンドが適切なアクセス権限を付与して作成を行います)、ルートディレクトリから実際にプロセス管理用のデータベースを格納するディレクトリまでの経由するディレクトリのうち、すでに作成済みとなっているディレクトリについて、以下に示すアクセス権限を付与してください。
OSのユーザーである“swrbadbuser”が書き込み、読み込みを行うことができるように、権限を付与してください。
OSのユーザーである“swrbadbuser”が所属する“Users”グループについて、“変更権限”を付与してください。
なお、OSのユーザーである“swrbadbuser”のみに“変更権限”を付与してはいけません。必ず“Users”グループについて“変更権限”を付与してください。OSのユーザーである“swrbadbuser”のみに“変更権限”を付与した場合、セットアップがエラーで終了します。
ポイント
OSのユーザーである“swrbadbuser”は、本製品のインストール時に作成されます。
複数のIPアドレスを持つ管理サーバに環境を構築する場合
複数のIPアドレスを持つ管理サーバに環境を構築する場合、セットアップを開始する前に以下の作業を実施してください。
別のサーバからpingコマンドを実行した場合に、管理サーバに接続できるIPアドレスを確認します。
Interstage JMXサービスの環境定義ファイルの該当する行を、以下のとおり編集します。
【Windows】
[Interstage Application Serverインストール先]\jmx\etc\isjmx.xml
【Linux】
/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml
【修正前】
<!-- <host localhost="xxx.xxx.xxx.xxx"/> -->
【修正後(例)】
接続できるIPアドレスが123.123.1.1の場合の例を示します。
<host localhost="123.123.1.1"/>
編集後、以下の手順でInterstage JMXサービスおよびInterstage管理コンソール用Servletサービスを再起動します。
スタートメニューから[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を開き、以下のサービスを再起動します。メニューから[再起動]を選択するか、[停止]を選択した後、[開始]を選択してください。
Interstage JServlet(OperationManagement)
Interstage Operation Tool
以下の通りコマンドを実行し、サービスを再起動します。
/opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestop /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestart