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Systemwalker Software Configuration Manager V14g リファレンスガイド
Systemwalker

4.4 L-Serverインポートコマンド

記述形式

cfmg_importlserver -user <ユーザID> -org <組織ID> -lserver <L-Server名>
 [-image <イメージ名>] [-os <ソフトウェアID>] [-vmpool <VMプール名>] [-storagepool <ストレージプール名>]
 [-host <ホスト名>] 

機能説明

指定したL-Server名のL-Serverを本製品のシステムとして取りこみます。

オプションの説明

オプション

説明

-user

取り込むシステムに設定するユーザIDを指定します。

-org

取り込むシステムに設定する組織IDを指定します。

-lserver

取り込み対象のL-ServerのL-Server名を指定します。

L-Serverがフォルダ配下に存在する場合は、絶対パス表記で指定する必要があります。取り込むことができるのは1階層目までのフォルダ配下のL-Serverのみです。2階層以上のフォルダ配下のL-Serverを取り込む場合は、ServerView Resource OrchestratorのRCコンソールであらかじめ1階層以下の位置にL-Serverを移動してください。

L-Serverがルート直下に存在する場合は、先頭の「/」は省略可能です。

-image

取り込むL-Serverにイメージ情報を設定したい場合にイメージ名を指定します。

指定しなかった場合は、デフォルトのイメージ情報が利用されます。

ソフトウェア情報やパッチ情報を管理したい場合は、「1.3.3 イメージ情報の登録(cfmg_addimageinfo)」コマンドで、あらかじめイメージ情報を登録してから、本コマンドに指定してください。

クローニングマスタが存在しない場合には、「1.3.3 イメージ情報の登録(cfmg_addimageinfo)」コマンドに-nオプションを指定して、ダミーのイメージ情報を登録してください。
通常のイメージ情報を指定した場合、そのイメージ情報を削除するには、本コマンドにより自動生成されたテンプレートを削除する必要があります。

-os

取り込むL-Serverに設定するOSのソフトウェア情報のソフトウェアIDを指定します。

-imageオプションを指定している場合は、指定しても無視されます。

OS以外のソフトウェア情報を指定することはできません。

本オプションおよび-imageオプションの両方を省略した場合は、以下のOSの情報が設定されます。

・「Windows Server 2008 Foundation (32bit)」

ソフトウェアIDは、「1.2.1 ソフトウェア情報の一覧表示(cfmg_listsoft)」コマンドで参照することができます。

-vmpool

取り込むL-Serverに設定するVMプール名を指定します。

VMプール名は絶対パス表記で指定する必要があります。
(例) /VMPool

指定しなかった場合は、VMプール名は設定されません。

Systemwalker Service Catalog Managerの課金機能を利用している場合、指定しないとVMプールに関連するCPUやメモリに対する課金計算を行うことができません。

-storagepool

取り込むL-Serverに設定するストレージプール名を指定します。

ストレージプール名は絶対パス表記で指定する必要があります。
(例) /StoragePool

複数のディスクが存在する場合は、ディスク番号の順番にカンマ区切りで指定してください。

指定したストレージプール名よりも、ディスク数が多い場合、余ったディスクには、最後尾に指定したストレージプール名が設定されます。

指定しなかった場合は、ストレージプール名は設定されません。

Systemwalker Service Catalog Managerの課金機能を利用している場合、指定しないとストレージプールに関連するディスクに対する課金計算を行うことができません。

-host

取り込むL-Serverに設定するホスト名を指定します。

指定しなかった場合は、ホスト名生成方式に従って自動生成されます。

出力形式

復帰値が0の場合、システムID、テンプレートIDを出力します。

復帰値が0以外の場合、エラーメッセージを出力します。

注意事項

1システムに対して1サーバのみ取り込むことができます。

本コマンドで生成されたシステムテンプレートは、管理者ビューでは表示されません。

1.8.1 テンプレート情報の一覧表示(cfmg_listtemplate)」コマンドおよび「1.3.2 イメージ情報の一覧表示(cfmg_listimageinfo)」コマンドに、-aオプションを指定することにより表示することができます。

ディスクインデックスが2の拡張ディスクを取り込むことはできません。

NICがないL-Serverを取り込むことはできません。

使用例

コマンドの使用例を示します。

C:\>C:\Fujitsu\Systemwalker\SWCFMG\bin\cfmg_importlserver -user user3 -org div3 -lserver lsv3
<?xml version="1.0" encoding="Windows-31J"?>
<result>
        <templateId>template-12fe41c4b58</templateId>
        <vsysId>div3-WCJHJJO0R</vsysId>
</result>