本製品を導入すると、以下の効果が得られます。
システム構築時間短縮と人的ミス削減
システムの運用保守作業の負担軽減
開発現場要求に応じたサーバ環境の更新
システム構築時間短縮と人的ミス削減
ICTリソースをプライベートクラウドに集約しただけのシステムでは、利用部門ごとにOS、ミドルウェア、およびアプリケーションの組合せやバージョンレベルが異なるため、システム構築にかなりの工数がかかっていました。また、人手によるシステム構築のため、人的ミスが発生していました。
本製品を導入すると、標準パターンのシステム構成(ハード・ストレージ・ネットワーク・ソフトウェア)をシステムテンプレート化できます。これにより、利用部門の要求に応じた仮想システムの貸出が簡単に短時間でできます。また、システム利用者の要求に応じて、仮想イメージが自動配備できるようになります。さらに、仮想イメージの配備時には、ソフトウェアのパラメーターが自動設定されるため、パラメーターの設定漏れや定義ミスなどの人的ミスを未然に防ぐことができます。
図1.3 導入効果1(システム構築時間の短縮と人的ミス削減)
システムの運用保守作業の負担軽減
ICTリソースをプライベートクラウドに集約しただけのシステムでは、システム運用管理者がExcelなどを使用して、ソフトウェア情報を管理していました。そのため、管理対象サーバやソフトウェアの組合せが増加し、人手による管理では限界となっていました。さらに、ソフトウェアのバージョンアップ、セキュリティパッチなどの適用時には、影響調査に時間がかかり、調査漏れなどの人的ミスが発生していました。
本製品を導入すると、ICTリソースと、ソフトウェアとその詳細情報を一元管理できます。これにより、システムごとのサーバ台数、各サーバ上のソフトウェアの種類、バージョンレベル、およびパッチ番号の内容を確認できます。また、修正パッチを適用すべき対象の把握が容易になり、適用漏れが防止できます。
図1.4 導入効果2(システムの運用保守作業の負担軽減)
開発現場要求に応じたサーバ環境の更新
ICTリソースをプライベートクラウドに集約しただけのシステムでは、システム利用者からシステム運用管理者にバックアップ・リストアをその都度依頼していました。そのため、タイムリーなトラブル対応などができませんでした。
本製品を導入すると、仮想サーバ単位のスナップショット採取・リストアがオンデマンドで実行可能になります。これにより、システム運用管理者に依頼することなく、システム利用者が管理者ビューを使用して、仮想サーバの起動・停止、スナップショット採取・リストアなどの操作が自動実行できます。また、トラブル発生時には、迅速な対応ができます。
図1.5 導入効果3(開発現場要求に応じたサーバ環境の更新)